来月の16日から3日間MotoGPの公式テストが開催され、実際のレースとしては第15戦が10月7日に開催される、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットについて軽く復習しておきましょう。サーキットはタイのブリーラム県に位置する全長4554m、コーナー数は12(右コーナーが7、左コーナーが5)のサーキットです。オープンしたのは2014年9月で、設計をしたのはヘルマン・ティルケです。

特徴はメインストレートを含む4本のストレートがある点で、うち2つのストレートはかなり長いストレートとなっています。
メインストレートの後のほぼ90°の右コーナーに続いて1本目のロングストレートがあり、3コーナーのヘアピンコーナーを抜けると再びロングストレート。4コーナーからはテクニカルセクションとなり、5コーナー、6コーナーの左周りの複合コーナーの後、7コーナーを抜け、8コーナー、9コーナーで右回りの複合コーナーとなります。その後ターン11からターン12まで短いストレートの後、メインストレートに繋がっていく形となります。

11コーナーから考えると、実に4つのストレートが連続する形となっており、強力なブレーキングもそうですが、コーナーからの立ち上がり加速、そしてトップスピードがタイムを出す上では重要になりそうなトラックと言えます。サーキット自体の作りからは、Ducatiが有利になりそうなトラックであると言えるでしょう。


まだまだMotoGPファンには馴染みの無いサーキットですが、タイ自体は東京から飛行機でおよそ7時間。首都バンコクからブリーラムまでは陸路で約9時間、飛行機を使うと55分ほどの距離です。日本人には食事も合うでしょうし、セパンとともに日本からは比較的行きやすい距離にあるサーキットだと言えるでしょう。

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