まるで昨年のオーストリア、日本GPを思い出させる最終ラップでのマルケス選手、ドヴィツィオーゾ選手の一騎打ちで、マルケス選手はまたも最終コーナーでインを攻め、立ち上がりで抜かれるという形で2位でゴール。今年も勝てないレースでは表彰台を獲得するというレースが出来そうです。

サイモン・クラファー

「マルク、レースにおいて確実なことはありませんが、あなたが決勝レースの中で全力を尽くすのは確かですね。」

マルク・マルケス

「ええ。確かに全力投球です。100%の力で攻めました。ここは自分にとっては難しいトラックになるということはわかっていました。ドヴィがプッシュしていた時は、自分も限界を超えて攻めていました。フロントが切れ込んでリアが流れましたが攻め続けました。そういう中で最終コーナーに彼に追いつくことが出来たんです。ただ、こういう状況でもドヴィツィオーゾが自分をフィニッシュラインの前までにはスリップストリームを使って抜けるだろうというのはわかっていました。ただ、どうなるかわかりませんからやってみたんです。そのうちこのやり方で彼を負かしますよ(笑)ただ今回はやられてしまいました。今回はメインターゲットが表彰台獲得でした。2位でも失ったのは5ポイントですから、本当に嬉しいです。」

(Photo courtesy of michelin)