序盤にロレンソとの接触でヒヤリとしたロッシでしたが、その後はしっかりとリズムを取り戻して表彰台争いを展開。そのまま行けば表彰台を獲得出来るかというところでドヴィツィオーゾにオーバーテイクされたことで順位を落とし、最終的に5位でレースを終えました。

バレンティーノ・ロッシ

「激しいレースでした。フロントでレースが出来て本当に良かったと思います。レース全体がエキサイティングでしたが、表彰台を獲得出来るポテンシャルがあったと思うので残念でもあります。問題は序盤にロレンソと接触してしまったことです。ロレンソが高速コーナーで縁石に乗ったことでフロントを失い、自分は既に加速していた状況でした。ただ彼を上手い具合に交わしたので転倒には至りませんでした。レース終盤はタイヤの摩耗をコントロールしようとしていたんです。自分は前後にソフトを履いていましたから、最後には限界になるというのはわかっていたんです。」

「残り4周、5周の段階でアタックを仕掛けました。それで2位に上がることが出来たんですが、ドヴィツィオーゾとバトルしている時に、彼はターン1で自分を抜こうとしてきました。ただ彼のオーバテイクがタイミング的に遅かったために自分はトラックの外に押し出される格好になりました。そのせいでかなりのタイムを失いました。2人とも表彰台を獲得出来たはずなのに、彼のあのオーバーテイクのせいで、4位と5位に終わる結果となってしまったんです。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)