カタールでは新たな肋骨の怪我を負ったロレンソですが、手首はバイクに乗る上ではさほど問題ない程度に回復してきている様子。とは言え、テルマスもハードブレーキングポイントがいくつかありますし、RC213Vの強みであるブレーキングを他の選手ほどに活かせないという点は変わらないでしょう。ヨーロッパでのレースに備えるためにも、アルゼンチン、アメリカで新たな転倒をせずに、着実にポイントを獲得することが重要です。

ホルへ・ロレンソ

「手首はどんどん良くなっていますよ。怪我した部分がデリケートな部分ですから回復スピードは非常に遅いですけどね。今で3ヶ月が経過しましたが、腕立てをすることは出来ませんし痛みがあります。幸運なのはバイクに乗っている状態ではそこまで痛みがないということです。肋骨の怪我はそれ以前はありませんでしたから、そういう意味では良くなった部分と悪くなった部分が半々という感じでしょう。でも、過去にはこれより酷いコンディションでレースをしたこともありますから、そういったレースと比較すると、何ということはありません。」

「ホンダはこのトラックで強いレースをしてきました。自分はここで優勝したことはありませんから正反対と言えます。2014年の3位が自分にとっても最高の結果ですね。皆が速いでしょうし、皆がバイクのことを良く理解している状況ですが、自分はこれからです。いつでもそうなんですが、メンタリティーの問題ですからベストを尽くしますよ。」

(Source: HRC)

(Photo courtesy of michelin)