土曜の走行でベンスナイダーとコルシは着実な前進を遂げる

サンマリノGPのレースウィーク二日目となった土曜日のセッションで、NTS RW Racing GPのボ・ベンスナイダーとシモーネ・コルシの両選手は確実にセットアップを積み上げてタイムアップを果たしました。しかし、この成果は残念ながら予選でのポジションアップに繋がらず、やや残念な側面も残す1日になりました。ベンスナイダーとコルシは、ともに昨日のラップタイムから1秒の短縮に成功。コルシは予選Q1で1分38秒544をマーク、ベンスナイダーは1分38秒607を記録しました。

それぞれ、セッション8番手と9番手の順位だったため、上位タイム4名に進出権の与えられるQ2への参加はなりませんでした。「ふたりとも昨日からしっかりと前進を見せてくれました。タイム差が詰まっているMoto2クラスでは、これは大きな手応えといっていいでしょう」とチームマネージャーのヤルノ・ヤンセンは今日一日の走行を振り返りました。「両選手とチームはとても頑張ってくれましたが、シモーネが22番グリッド、ボが23番グリッドというポジションについては、もちろん満足をしていません。明日の決勝レースでは、きっと一気に挽回をしてくれるでしょう」日曜のサンマリノGP決勝レースは現地時間午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタート。全25周で争われます。

ボ・ベンスナイダー選手(ゼッケン64)

(予選23番手:1分38秒607)
「昨日と比較すれば、今日は順調に進めることができた。午前のフリー走行でも、大幅にラップタイムを更新できたよ。予選のQ1でもさらにタイムを詰めたけれども、Q2に進むには足りなかった。23番手というグリッドポジションには満足していないけど、今日はしっかりと前進できたので、明日はいいレースをしてみせるよ」

シモーネ・コルシ選手(ゼッケン24)

(予選22番手:1分38秒544)「今日は自分で思っていたほどの前進をできなかった。セットアップを少し変えてみたんだけど、フロントのチャタ(振動)が大きくなってしまったんだ。22番グリッドはけっしていいスタート順位ではないけれども、明日の決勝レースではポイント獲得を目指して全力でがんばるよ」

(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)