バレンシアGPでリン・ジャービスはテストチームの体制について、「日本テストチーム、ヨーロッパテストチームとして分けるのではなく、1つのテストチームで日本、ヨーロッパで開発をする体制だ。」と語っている。ジョナス・フォルガーを今後起用する計画はないということで、テストチームの体制に関しては現役のMotoGPライダーに遜色ないスピードで走行出来るライダーがいれば欲しいという状況だろう。
ここで名前が再び上がっているのがヨハン・ザルコだ。当初レプソル・ホンダチームでの参戦が叶うかもしれないと噂されていたが、ホンダはアレックス・マルケスと契約。AvintiaはDucatiとサテライト契約更新にあたり、カレル・アブラハムの代わりにヨハン・ザルコを起用したい意思を明らかにしている。アレックス・マルケスが抜けたMarc VDSのMoto2シートにザルコが収まらない場合、1周回ってヤマハのテストライダーに就任する可能性が高くなってきた。
リン・ジャービス
「ザルコとは10日前に話していますが、ホンダからのMotoGP参戦がうまくいかなかった場合、ヤマハは彼をテストライダーとして迎える用意があることを伝えています。彼はレースに参戦したいということのようですから、レースをするのか、テストに専念するのかのいずれかを決める必要があるでしょうね。ヤマハは焦ってはいません。ホンダの状況がクリアになれば、彼もどうすべきかを考える必要があるでしょう。」
「今やザルコはスピードがあるライダーというだけでなく、KTMのマシンを知っており、ホンダのバイクを知っているライダーです。全てがポジティブですよね。後は彼は何をしたいのかということだけです。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)