MotoGP2019年シーズンの第4戦目のスペインGPを写真で振り返る。今年のスペインGPはシーズンオフ期間に路面改修工事が行われており、その新しい路面を試すことが出来ないままにレースウィークを迎えている。そのため、ミシュランはスペインGPにはソフト、ミディアム、そして2種類のハードコンパウンドと、前後4コンパウンドのタイヤを持ち込んでいた。
ヘレスは毎年のチャンピオンシップにおいて、開幕戦カタール、アメリカ大陸で開催されるアルゼンチン、アメリカの後から始まるヨーロッパラウンドの1戦目となる。ユーラシア大陸内での移動で済むためチーム、選手にとっては移動負荷が少なく、最も多くのレースがこのヨーロッパラウンドで開催されるため、ヨーロッパラウンドで好成績を残せば、チャンピオンシップ優勝が大きく近づくと言える。
予選でポールポジションを獲得したのはルーキーのファビオ・クアルタラロだった。ファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデッリの差は0.082秒、フランコ・モルビデッリと3番手のマルク・マルケスの差は0.090秒と、誰がポールポジションを獲得したとしてもおかしくない接近した予選となった。ファビオ・クアルタラロはこのポールポジション獲得を皮切りに、ポールポジション獲得の山を築いていくこととなる。
3番手スタートのマルケスがホールショットを奪いレースをリード。その後ろではポールポジションからスタートしたファビオ・クアルタラロが2位で走行、MotoGPクラス発表彰台が期待されたものの、まさかのマシントラブルで3速からシフト出来なくなり無念のリタイア。
マルケスは、オースティンでの単独転倒の後にレースを最初から最後までリードして走るのは難しかったと語りつつしっかりと優勝。これで再びチャンピオンシップをリードする形となった。2位を獲得したのはスズキのアレックス・リンスで、3列目スタートから追い上げ、ドヴィツィオーゾ、ビニャーレスを交わしての2位となった。
マーべリック・ビニャーレスはバイクのセッティング変更が功を奏し、スタートからコンスタントに走行出来るようになったことで3位を獲得している。なお、フランコ・モルビデッリは2番手スタートだったものの、結果的には7位でレースを終えた。
(Photo courtesy of michelin)
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