2019年シーズンを写真と共に振り返る企画、第2戦目のアルゼンチンGPを写真で振り返る。アルゼンチンGPの舞台であるテルマス・デ・リオ・オンドでMotoGPが開催されるのは今年で4回目だったが、今回は初のドライコンディションでのレースとなった。
テルマス・デ・リオ・オンドは、1年間の中で活用される機会が少ないサーキットのため、金曜のセッション開始時は砂が浮いていることが多く、タイヤが摩耗しやすい路面に加えて、南米特有の高い気温というチャレンジングなサーキットだ。
マルケスは今シーズン初のポールポジションをアルゼンチンで獲得。2位にマーべリック・ビニャーレス、3位にアンドレア・ドヴィツィオーゾがつけた。
マルケスはポールポジションから一気にレースをリード。後続を全く寄せ付けない走りを展開して、2位以下に12秒近くの大差をつけた。最後にスローダウンするも、それでも2位のロッシとの差は9.8秒となり、全く違うクラスのレースかと思わせるほどの圧倒的な走りで優勝した。
2番手スタートだったビニャーレスはカタールに続きアルゼンチンも序盤にペースが上がらずに後退、最後は同じヤマハのフランコ・モルビデッリに突っ込まれたことでそのままリタイアとなった。マーべリック・ビニャーレスは結果的にシーズン後半まで、スタート、そして1周目を含む序盤のペースに苦しむこととなる。
2位、3位はドヴィツィオーゾ、ロッシと2人のベテランイタリア人ライダーが争う展開となり、最終ラップにドヴィツィオーゾを抜いたロッシが2番手でレースを終えた。4位はジャック・ミラー、5位は16番グリッドからスタートしたアレックス・リンスとなった。リンスは決勝のペースは良いが、予選で上位に進出出来ないという問題を結局解決出来ずに今シーズンを終えている。
(Photo courtesy of michelin)
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