いよいよ来月に迫ったMotoGPセパンテストだが、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのマーべリック・ビニャーレスは、Ducatiが昨年使用していたようなホールショットデバイスをテストすると噂されている。
Ducatiのホールショットデバイスは、トップブリッジにつけられたダイヤルをリア・サスペンションを縮めながら回すことで、リア・サスペンションが縮んだ状態でロック出来るもの。昨年シーズン中も、スタート練習でジャック・ミラーが操作する様子が何度かクローズアップされていた。(※ミラーは第12戦イギリスGP決勝でホールショットデバイスが解除されないというトラブルもあった)
マーべリック・ビニャーレスは昨年シーズン序盤には、何度か良い位置からスタートするも、スタート〜1周目のペースが悪く、予選順位を無駄にするレースが何度も見受けられた。この部分もライダーと技量に加えて、メカニカルな部分でサポートする計画があったとしても不思議ではないだろう。
セパンテストでスタート改善を目指す
マーべリック・ビニャーレス
「ヤマハのバイクは予選で速いんです。フロントローやポールポジションを獲得出来るスピードがあります。しかし決勝の1周目で苦戦することがあり、スタート改善が必要なんです。ヤマハはシャーシが素晴らしいものの、最高速については改善が必要です。でも一番の課題はスタートなんです。セパンテストではこの部分を改善する新しいなにかを試す予定です。」
(Photo courtesy of michelin)