ペトロナス・ヤマハ・SRTのファビオ・クアルタラロは、今週末のバーチャルレースに参戦する。多くのライダー同様に自宅のジムでトレーニングをしたり、Netflixを見るなどして暇を潰しているようだ。
Q
「最近はどこにいて何をしていますか?」
ファビオ・クアルタラロ
「アンドラの家でトレーニングに励んでいます。状況は他のヨーロッパとほぼ同じで完全に隔離生活をしているわけではありませんが、なるべく家でじっとしているようにしています。いつシーズンがスタートするかわかりませんが、いつレースが始まってもいいようにしっかりと100%の状態でいる必要があります。ですからハードにトレーニングを行っており、シーズン開始を待ち望んでいます。」
Q
「どのようにトレーニングをしているんでしょうか?」
ファビオ・クアルタラロ
「プレシーズンとほぼ同じです。実際プレシーズンもオフシーズンも今も、似たようなトレーニングを行っています。プレシーズンはさらにライディングする機会がありますし、モトクロスの練習もよくします。ただ今は家から出ることがほぼ出来ませんから、バイクに乗る以外ほとんど変わらないトレーニングをしています。家の中で数時間のトレーニングを行っています。何を食べるかに気をつけていますが、この状況下ではこれ以上のことは出来ませんね。」
Q
「それ以外には何をしていますか?」
ファビオ・クアルタラロ
「Netflixを見る以外だと、本を読んだり家族や友人と過ごしています。プレステをやったり家やガレージの整理をしたりですね。レースはあまり見ていません。ただ自分が早かった練習走行や、誇らしいと思えるラップの映像を見ています。ヘレスの予選なんかがそうですね。」
Q
「バーチャルレースについてはどうですか?」
ファビオ・クアルタラロ
「プレステのレースも得意ですけど、今回の参加ライダーの順位を見ればわかるように自分は実戦ではもっと速いですよ。MotoGPのゲームは面白いですし、こういう状況でこういったゲームが手元にあるのはいいですよね。」
Q
「チームと会話をする機会はありますか?」
ファビオ・クアルタラロ
「Whatsappのグループがあり、常にメッセージを送っています。自分を支えてくれ、大事に思うチームの面々と連絡を取り合うのは大事だと思います。チームメンバー同士が互いに支え合う必要があると思います。世界中の皆がタフな時を行きています。心を強く保ち進んでいくことが重要です。いつか必ずや元の生活に戻れるでしょう。良い方向に物事が進むことを願っています。」
Q
「皆にどのようなコメントを届けたいですか?」
ファビオ・クアルタラロ
「一番重要なことは家に留まることです。非常に退屈でしょう。自分も活発な人間なのでそれはわかります。外出してトレーニングをするのが好きですし、体を動かすのが好きです。ただ今は家に留まっていることが一番なんです。皆にそれを伝えたいですね。そして手を洗うこと、他者と距離を保つことが今は重要です。皆が自分の行動に責任を持つことが求められています。」
「ファンの皆さんにとっても愛するレースを見ることができず辛いでしょう。でもシーズンが開幕したら、最高のレースを可能な限り多く行い、感動を届けることを約束します。」
(Source: sicracingteam)
(Photo courtesy of sicracingteam, michelin)