ペトロナス・ヤマハ・SRTのラズラン・ラザリは、ロッシ獲得について明言は避けながら、ロッシを獲得することで得られるチームの知名度、好感度アップなどの宣伝効果に期待を寄せている。今後チームとヤマハが円満な関係を続けていくためにも、2021年は若手獲得をせずにロッシを起用。チームの宣伝・広報活動に十分にロッシを活用し、2022年に放出というシナリオも経営者たるラザリの頭には入っているはずだ。
ラズラン・ラザリ
「ヤマハとは既に会っていて、彼らの提案内容は理解しています。しかし今は腰を落ち着けて詳細について話し合いを進めていくべきでしょうが、今のところ進展はありません。ペトロナスにロッシを迎えるとしたら、スポンサー関係は整理する必要が出てくるでしょうね。」
「1年間彼を雇うことによる契約金と、それによって彼がもたらしてくれるもの、トラック上の結果など考える必要があります。バレンティーノ・ロッシという選手がいることによる宣伝効果はものすごいものがあるでしょう。今のところは良い話のように思えますが、細部について確認が必要でしょうね。」
「通常ライダーがファクトリーチームに加入するとなると、ライダーが快適と感じるための装備なり環境なりと持ち込むものですので、バレンティーノが彼のチーフメカやテクニシャンを引き連れてくることは問題ありません。」
「しかしヤマハにはペトロナスには独自のテクニカルチームがいること、このチーム構成を崩したくないことは伝えています。ロッシが数名のメカニックを連れてくるだろうとは思いますが、それに関しても話し合いが必要でしょう。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)