1周目のミスでファビオ・クアルタラロとバレンティーノ・ロッシに先行されたマーべリック・ビニャーレスはそこから苦しいレースが続いた。バレンティーノ・ロッシに幾度となくアタックするものの、ブレーキングに優れるロッシを抜くのにかなり時間がかかってしまった。フィーリングは良いものの結果に結びつかないと語る、レースを結果に結びつけたい。
バイクのフィーリングは良いが結果が出ない
マーべリック・ビニャーレス
「今日のレースは呼吸が出来ず難しいレースでした。1周目にファビオ・クアルタラロを抜こうと思ったんですが、ワイドになってしまい、ファビオとバレに抜かれてしまいました。その後はバレンティーノの後ろにずっとついて走行する中で、バレのバイクの排熱のせいか、呼吸が苦しくなって体力が無くなってしまいました。バレのバイクの後ろでスタックしたことで、タイムをかなり失った思います。」
「残り5周のために体力を温存してバレにアタックをしましたが、簡単には行きませんでしたね。自分のほうがタイヤ左側のグリップはあったんですけど、バレンティーノはブレーキングが強力で、彼をどうしても抜くことが出来ずタイヤがオーバーヒートしてしまいました。彼のブレーキングは本当に深いんです。どうやってやっているのか彼のセットアップを真似しないといけませんね。」
「バイクのフィーリングは最高なんですが、なぜか結果が出ないんです。とにかく今は限界で走行しています。他のレースでは最後苦戦をするものの、今回は最後にプッシュをすることが出来ました。今日の前半のミスが無ければもっと良いレースになっていたはずですが、いずれにしても40ポイントを先週と今週出来たことは大きいですし、チャンピオンシップはまだ続いていく中で得意なレースもあります。ひたすら作業を続けて行きたいと思います。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of michelin)