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オーストリアGP 10位マーべリック・ビニャーレス「とにかく無事でいられたことがラッキーだった」

マーべリック・ビニャーレス

バレンティーノ・ロッシ同様、あわやというところでバイクとの衝突を回避したマーべリック・ビニャーレス。とっさに頭を腕で覆っていたものの、真横から少なくとも100kgを超えるバイクの残骸が高速でぶつかっていたら、命を落としていた可能性もあった。

レースに関してはエンジントラブルに引き続きクラッチ滑りが発生。ヤマハの今季のバイクの信頼性について、さらなる疑問符がつく形となった。

後半になってクラッチが復活した

マーべリック・ビニャーレス

今日は本当にラッキーでした。無事でいることが何よりも大事です。レースではこういったことは起こるもので、常にリスクと隣り合わせです。そしてこのターン3に関してはこういう危険性があると常々わかっていました。このコーナーで事故が起きることが多いですから、サーキット側はなにかすべきでしょう。」

「今朝もウォームアップでフロントがロックしかけてウォールに突っ込みそうになりました。ただ今回レース1の出来事に関しては正直事故の瞬間は何も目にしていません。バイクが転倒する音が聞こえて、ヨハンのバイクがエアフェンスに突っ込む音が聞こえました。バイクが自分のほうに飛んできているのが見えて、とっさに頭を腕で覆ったんです。

とにかく今日はラッキーでした。きっと誰かが自分達を守ってくれたんでしょう。ファビオは自分と対して変わらぬ位置で完走していますから、チャンピオンシップもまだ続いています。序盤は素晴らしい走行が出来ていたんですが、クラッチに問題が出てレースが終わったと思っていました。しかしレース後半になってクラッチが復活し追い上げることが出来たんです。」

(Source: yamaha-racing)

(Photo courtesy of michelin)

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