レース1では勝利を逃したものの、スーパーポールレース、レース2で2連勝を達成したジョナサン・レイ。Ducatiのストレートスピードには歯が立たないとわかったレース1以降で、序盤に先行して逃げ切る方向にすぐさま作戦を切り替え、そのためのタイヤ選択、マシンセットアップを仕上げてきた。とは言えレース2のレースペース自体はレイ自身も驚いたという。
ジョナサン・レイ

スーパーポールレースが自信になった

ジョナサン・レイ

「スーパーポールレースではスタートは悪くなかったものの、バズがインに突っ込んできたのには苛立ちました。序盤に良いリズムでレースをすることが重要だと思っていましたからね。SCXタイヤをレースに使用するのはポテンシャルがあると思っていました。そこまで周回数を重ねたことはありませんでしたし、温度もそこまで高くなかったのでは助かりました。素晴らしいセットアップをつくってくれたチームには感謝です。」
ジョナサン・レイ
「レース2ではワイドになったことでチャズにアタックするチャンスを与えてしまいました。しかし良いリズムがあるのがわかっていたので、すぐに彼を追い抜きたいと思っていました。今日はレース2でここまでペースを発揮出来ると思っていなかったので驚きましたね。速いペースで走行出来ると思っていましたが、スーパーポールレースが多くの自信を与えてくれました。50秒台のペースを維持するのは、タイヤがある程度摩耗してからのほうが良いとレース1から気づいていたのもありますしね。」

ジョナサン・レイ
「レース1でブレーキングの安定感をなんとかして高めないといけないと思っていたんです。そしてコーナリングスタイルを変えたことで、初めて肘のスライダーで路面を擦ることになりました。どの程度このスタイルがプラスになっているかわかりませんが、非常に快適ですね。カワサキはブレーキングとコーナリングに強みがあります。チャンピオンシップはまだ長く、残り12レースありますが、全力で挑みたいと思います。」

ジョナサン・レイ
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(Source: KRT)

(Photo courtesy of KRT)