今年シーズン開幕以降、成績が徐々に低迷していったファビオ・クアルタラロ。バレンシアGPでは転倒してしまったことで、名実共にタイトル争いから脱落、チャンピオンシップスタンディングにおいても5位となっている。
なお、レギュレーション上、2021年シーズンはコンセッション適用の有無に関係なく、全メーカーは2020年3月にホモロゲーションを取得したパーツでシーズンをスタートする必要がある。そして2021年の開幕戦では、ライダーは2020年にホモロゲーションを取得したいかなるエンジン、エアロボディのスペックを使用することが可能となる。
今年のファクトリーバイクを使用したのは間違いだった
ファビオ・クアルタラロ
「今年のはじめにファクトリーバイクをなんとか獲得しようとプッシュしたわけですが、あまり賢い選択ではなかったかもしれません。これはファクトリーチームとの契約を自分に後押しさせましたけど、今年に関しては間違った選択でしたね。」
「今年フランコ・モルビデッリがスピードを増したのもありますし、彼は今の結果にふさわしい努力をしています。ただ、自分も3勝しているとは言え満足は全くしていません。もっとバイクがコンスタントであれば優勝争いに参加していた回数は多かったでしょう。
「これは叶いませんが、旧型のバイクで今年のタイヤを使ってレースをしていたら、どんなパフォーマンスを発揮出来ただろう?と思いますね。昨年11月の時点ではこの組み合わせで物凄いペースで走行出来ていました。今年のバイクではこのペースに近づくことすら出来ていないんです。ポルティマオでは来年に関してのミーティングを行いますが、来年どういった方向でいくのかをしっかりと確認する必要があります。」
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(Source: sepang racing team)
(Photo courtesy of Michelin)