ヤマハはヤードビルト(Yard Built)と呼ばれる市販車をベースとしたカスタムバイクプログラムを進めている。欧州を中心とした世界のビルダーが様々なカスタムバイクを披露してきたが、今回はスペインのバルセロナを拠点とするBottpowerがXR9 Carbonaを発表した。XR9 Carbonaはアグレッシブでコンパクトなデザインで、日常の中で高いパフォーマンス発揮を目指している。
Bottpowerは2017年にアメリカのパイクスピークヒルクライムの2カテゴリーで優勝したことに始まる。多くのヤードビルト(Yard Built)車両がワンオフであるが、XR9 CarbonaはXSR900、CP3エンジンを使用した車両にフレームの加工が不要で、すぐに取り付けが可能だ。キットにはカーボンファイバー製のインテークが装着されたタンクカバー、カーボンファイバーシート、テールライト、ウインカー、フロントプレート、LEDポジションライト、ラジエターカバー、スプロケカバー、アンダーカウルなどが含まれる。
Bottpower デビッド・サンチェス
「XR9 Carbonaはパイクスピークでの優勝にインスパイアされています。XSR900のトルクフルなエンジンとコンパクトなシャーシはヤードビルト(Yard Built)の車両に最高な素材だと気づいたんです。まずはモダンでアグレッシブなスタイルで速くていかしたバイクを作りたいと思ったんです。そしてXSR900のオーナー皆が、簡単にXR9を作れるようにと思って開発を進めました。」
デザイナー ヒューゴ・ファン・ワーウェン
「3Dプリントの技術を利用して、ヤマハのRシリーズのデザインを盛り込んでいます。XR9 Carbonaはエンジン周辺に重量物をまとめており、フロントまわりに凝縮感があり、スッキリしたリアが特徴です。筋骨隆々のピットブルのような見た目になったと感じていますし、体を丸めたようなデザインがパワフルなデザインとなっています。」
(Source: yamaha)
(Photo courtesy of yamaha)