ドヴィツィオーゾ

ドヴィツィオーゾがアプリリアのRS-GPをテスト

今シーズンはMotoGPから参戦しないアンドレア・ドヴィツィオーゾは、4月12日〜14日の日程でアプリリアのMotoGPマシンをテストする。ドヴィツィオーゾが使用するのは2021年型のRS-GPとなる。アプリリアはこれは今後の契約には関係なく純粋な1度きりのテストだとしている。

ドヴィツィオーゾは昨年の時点でアプリリアからのフルタイム参戦のオファーを断り、彼が望む戦闘力と待遇を提供してくれるチームでのみレース参戦をしたいと語っていた。

しかし、マルク・マルケスの復帰が今シーズン中にほぼ確実なレプソルホンダからの参戦の可能性、テストライダーとしての就任の可能性はなく、ヤマハ、KTM、スズキに関してもテストライダーとしての就任、フルタイムライダーとして参戦の可能性はない。
RS-GP 21
アプリリアに関しては、急遽フルタイムライダーとなったロレンソ・サヴァドーリが、他のフルタイム参戦のMotoGPライダーと同等のレベルの選手ではないことは明らかで、もし2021年シーズン、もしくは2022年からドヴィツィオーゾをフルタイム参戦のライダーとして迎えいれることが出来れば。。という思惑があるはずだ。

新型になったRS-GPは、一発の速さだけではくレースペースもある程度高いレベルにあることがカタールテストで明らかになっており、高い戦闘力と良い雰囲気のチーム、そして待遇を求めるドヴィツィオーゾの要求と、アプリリアの現状の戦闘力、チーム体制などがマッチすれば、ドヴィツィオーゾのアプリリア正式加入の可能性もゼロだとは言えまい。
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アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「アプリリアが自分に関心を示してくれたことが嬉しいですし、今回のテスト開始について話をするにつれて、自分の中でもMotoGPバイクに再び乗って、エンジニアにフィードバックを返すという作業が面白いと感じられるようになってきました。今回の機会を与えてくれたアプリリアレーシングに感謝したいと思います。」
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マッシモ・リヴォラ

「アンドレアを今回のテストに招待出来るのは嬉しいです。このテストは単純に互いを良く知る機会となります。これは今後の契約がどうこうという類のものではなく、完全に将来的なことを考えず、共に時間を過ごしてみようということです。たった1度のテストとは言え、アンドレアが素晴らしいライダーであることは間違いなく、彼のフィードバックが大きな意味をもつでしょう。」

(Source: aprilia racing)

(Photo courtesy of michelin, aprilia racing)