FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)の参戦も噂されていたが、ダニーロ・ペトルッチはKTMから2022年のダカール・ラリーに参戦することになる。2022年のルートは過去大会と同様にサウジアラビアを走行するルートで、砂丘が特徴的なステージが多いようだ。

なお、大会日程は2022年1月2日からスタートで1月14日にゴールを迎える。MotoGPのシーズンオフとなる11月末から約1ヶ月だけの準備期間での参戦となると、ダニーロにとっては、かなり厳しいチャレンジとなるはずだ。

MotoGP2021 ポルトガルGP 13位ダニーロ・ペトルッチ「まだセットアップが完了したとは言えない」

新たな挑戦に興奮している

ダニーロ・ペトルッチ

「KTMと2022年のダカールに挑戦することで合意しました。自分にとっては新たなチャレンジですから本当にワクワクしています。ダカールのセットアップを行っているチームとも最近会話しているんですが、本当に挑戦が待ちきれません。多くのことを学習することになりますが楽しみにしています。」

「レースの前には砂丘でトレーニングを進めますが、本当に学習することだらけで、例えば何足のブーツが必要になるのか?などそういったこともわからないんです。10年前はMotoGPで自分の名前など誰も知らなかったわけですが、それはこれから挑戦するダカールでも同じことです。10年後にはダカールでも何勝か出来ていれば最高でしょう。」

「MotoGPの場合はプロトタイプバイクですから、そのバイクでのトラックトレーニングはほぼ出来ないんです。しかしオフロードの場合はいつだってトレーニングが可能です。」

「しかしラリーの場合に問題なのは、様々な地形がありますから、そうしたところでしっかりとトレーニングするには、長距離を使ってトレーニングをする許可を得る必要があったりもすることです。ですから多くのライダーがエンデューロでトレーニングをするわけですね。」

「まずはラリーにおいて必要不可欠なナビゲーションの習得と、ロードブックの書き方を覚えないといけません。でもラリーをしなければ、消して通ることも、立ち止まることもなかった場所に立ち寄ることが出来ると考えると、非常に興味深いですよね。」

(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM, dakar)