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エミリア・ロマーニャGP 優勝マルク・マルケス「ミディアムフロントで追い上げることが出来た」

ハードフロントを使用して転倒したジャック・ミラー、フランチェスコ・バニャイアとは対象的に、マルク・マルケスはミディアムフロントを使用。最終的にこれが勝敗をわける要因になったと言える。7番手からのスタートであったことから、序盤猛プッシュして順位を挽回するための選択としてミディアムを選ぶ要因になったと語る。エミリア・ロマーニャGP 優勝マルク・マルケス「ミディアムフロントで追い上げることが出来た」[adchord]

ミディアムタイヤは妥協の選択だった

マルク・マルケス

「右回りのサーキットでの優勝ですから、オースティンの優勝よりも喜ばしい結果です。土曜日の段階での目標は表彰台でしたし、それはポルトガルでも同じです。自分には今表彰台が必要ですし、これがメンタル面での支えになります。特に右回りのサーキットでの優勝をシーズン内にしておくことが重要でした。」

「ミサノで優勝するとは思ってみませんでした。レースの内容、ペースにしても今日は非常に高速でした。ペッコのほうが完全にスピードがありましたけど、こうして勝てたのはラッキーでした。彼がさらにプッシュをし始めて追跡を諦めた矢先の彼の転倒でした。ペッコが怪我なくレースを終えたのは良かったですね。」

「自分にとってはレースの前半半分を通常どおりライディング出来たことは良かったです。後半はフロントを失いやすくなって、自分が望む形でレースが出来なくなりました。でもこうした状況でもコンスタントに走行が出来ました。苦戦しながらも良いレースが出来たということで、しっかり2022年に向けて準備を進められるでしょう。」

「今日のタイヤ選択は妥協の選択です。ミディアムフロントでは右側に苦戦、左側が良い感触でした。ハードでは右側で良い感触、左では硬すぎる状況でした。昨日2回転倒していたので、レースを完走出来るオプションにしようと思ったんです。7番手スタートだったこともミディアムフロントを選択させる一助になりました。」

「ミディアムフロントを履いて序盤からプッシュして追い上げる必要があると考えていたわけです。7番手から一気に3位にまで追い上げることが出来ましたし、今回は特に前半に良い走行が出来たと思いますね。」
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「ミサノ1回目のレースは4位でしたが、ペッコとの距離は10秒ありました。ペッコをしっかりと追うことが出来ましたし、3位の選手は8秒遅れという状況でした。これは大きな進化です。ペッコにとってのミサノは自分にとってのオースティンと言えるトラックですからね。ですから自分自身のライディングにとって重要なレースでした。」

「とは言え、今日はファビオ・クアルタラロの1日です。彼は今年最もコンスタントにスピードを発揮した選手です。来年は彼に挑戦していくことになるでしょうね。今年はファビオとペッコは別のレベルでしたが、ファビオのほうがコンスタントでした。彼は良い意味で苦戦していたと思いますから来年はさらに手強くなるでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)

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