カタルーニャGPの決勝レース結果だ。レースはスタート直後のターン1でエネア・バスティアニーニがブレーキングをミスしたことで、多くのライダーが巻き込まれる多重クラッシュとなった。なお、この多重クラッシュとは別でトップ走行中のフランチェスコ・バニャイアがハイサイド、フランチェスコ・バニャイアはブラッド・ビンダーに脚を轢かれる形となった。
レースはレッドフラッグとなり、Ducatiレノボチームの2人を欠いた状態でレースがスタート。リスタート後のレースではアレイシ・エスパルガロ、ホルヘ・マルティン、マーべリック・ビニャーレス、ミゲル・オリヴェイラがトップ手段を形成。アレイシ・エスパルガロは本人によると、ライディングの特徴としてコーナーリング時にマーべリック・ビニャーレスよりもより風の影響を受けるようで、今日の強風に苦戦。マーべリック・ビニャーレスとの差が開いていたが、終盤に予選のような限界の走行でマーべリック・ビニャーレスをパス、そのまま走り切って優勝となった。
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アレイシ・エスパルガロはこれでスプリントレースに続いて今週末2勝。マーべリック・ビニャーレスが2位となったことで、アプリリアは歴史上初めてMotoGPクラスでワンツーを達成した。3位はミゲル・オリヴェイラを交わしたホルヘ・マルティンとなった。マーべリック・ビニャーレスの3メーカー目の優勝をお預けとなった。
4位はヨハン・ザルコ、5位ミゲル・オリヴェイラ、6位アレックス・マルケス、7位ファビオ・クアルタラロ、8位ジャック・ミラー、9位アウグスト・フェルナンデス、10位ファビオ・ディ・ジャンアントニオとなった。なお、フランチェスコ・バニャイアが次回のレースに参戦出来るかどうかは今のところ不明だ。
優勝アレイシ・エスパルガロ
「言葉がないですが、何よりもペッコに大きな怪我がないことを願っていますし、この優勝を彼に捧げます。自分のライディングだとコーナリング中に風の影響をかなり受けてしまいます。それでマーべリックに抜かれてしまったんですが、最後は予選のようにプッシュして前に出ることが出来ました。本当に嬉しいですね。」
2位マーべリック・ビニャーレス
「優勝したかったですが、リスタート時点で新品のリアタイヤがありませんでした。何よりもファンの声援に感謝しています。アプリリアがワンツーという歴史的な結果ですが、引き続きプッシュしていきたいですね。」
3位ホルヘ・マルティン
「タフなレースでした。何よりペッコの無事を願っています。今日はタイヤマネジメントが重要でした。ミゲルが序盤からプッシュしていたので、後ろで様子を見ていたんです。次回はDucatiの競争力を見せたいですね。」