国際ロードレーシングチーム連盟、IRTA、とMotoGPの運営を行うドルナスポーツは、5日にRNFチームと2023年シーズン終盤に生じた見解の食い違いを友好的に解決したことを発表した。
国際モーターサイクリズム連盟、IRTA、ドルナスポーツによる選考委員会は、先月27日に、チャンピオンシップのイメージに悪影響を及ぼす反則行為や契約違反が繰り返されたため、CryptoDATA RNF MotoGP Team（クリプトデータRNF）を2024年のレースエントリーから除外することを発表していた。
2023年はRNFチームにとって変革の年となり、DORNAとルーマニアのテクノロジー企業CryptoDATA Tech（クリプトデータ・テック）が合意に達し、CryptoDATAがRNFチームのビジネス面を管理し主要株主となることで決定。この過程でCryptoDATAは設定した目標を達成したという。
RNFチームは困難な時期をうまく乗り越えたが、2024年のシーズンには参戦しない。なお、チャンピオンシップはCryptoDATAの技術力と革新性を高く評価しており、将来的には両組織間での協力と相乗効果を創出することを望んでいるという。
ドルナ カルメロ・エスペレーター
「MotoGPでのCryptoDATAの貢献を評価しています。CryptoDATAは様々な面でMotoGPに影響を与え、貢献をしたと思います。オーストリアGPのタイトルスポンサーになるだけでなく、CryptoDATAはRNF MotoGP Teamの主要株主となり、RNFが短期間で困難な状況を克服するのを助けたと考えられます。」
CryptoDATA Bogdan Maruntis
「CryptoDATAの目的は、RNFチームのスポーツ面に関与することではありませんでした。しかし、モータースポーツ界でのより深い関与の機会を見出し、RNFチームの状況を克服するための支援を決定しました。素晴らしい旅だったと思いますし、パドックコミュニティ全体の協力に感謝しています。」
「現在、CryptoDATAはMotoGPでのビジネスとマーケティングに関する提案された目標を達成し、技術業界での主要な目的に焦点を当てています。私たちはMotoGPのファンであり続け、今後もチャンピオンシップとできる限り協力していくつもりです。」
（Photo courtesy of michelin）