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カタールテスト2日目が終了 フランチェスコ・バニャイアは驚愕の1分50秒952を記録

フランチェスコ・バニャイアが圧巻のパフォーマンスを記録

カタールで開催されたシーズンスタート前の最後のテストが終了した。フランチェスコ・バニャイアは圧巻のタイムを記録し、強烈なメッセージをライバルに送った形だ。フランチェスコ・バニャイアはカタールテスト2日目で驚異の1分50秒952を記録し、ロサイル・インターナショナル・サーキットで、バイクとして初めて1分51秒を下回るラップタイムを叩き出した。

なお、チームメイトのエネア・バスティアニーニと共にトップに立ち2位タイムを記録、昨年チャンピオンシップ争いに参加したアプリリアのアレイシ・エスパルガロが3位タイムを記録している。

Ducati

カタールでは、7人のドゥカティフルタイムライダーのうち6人がトップ10内に入るという、圧倒的なテスト内容となった。マルク・マルケスは、グレシーニ・ライダーとしての初クラッシュをテスト終了20分以上前に経験したものの、タイムシート位で4位を獲得した。

プリマ・プラマックのホルヘ・マルティンが7位を獲得し、VR46ガレージでは非常にポジティブなテストとなった。マルコ・ベッツェッキはカタールでの2日目には、ルカ・マリーニの公式ラップレコードを下回った初のライダーとなった。ファビオ・ディ・ジャンナントニオも素晴らしいライディングを続け、トップ10内に入った。

アプリリア

アレイシ・エスパルガロはターン5で転倒したものの、一貫してタイムシートの上位に名を連ねた。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは6位を獲得し、火曜日のロングランで1分52秒台後半/1分53秒台前半の一貫したペースを示した。

ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)はテストを5位で終えた。チームメイトのミゲル・オリベイラは月曜日のアクション終了時に落胆した様子を見せたが、ワンラップペースは改善され、1分51秒台に入り、12位でテストを終えた。

KTM・GASGAS

カタールでの数日間は、KTMにとっても満足のいくものだったようだ。ブラッド・ビンダーとジャック・ミラーはラップレコードを下回り、ビンダーは9位タイムを記録。しかしロングランで技術的な問題により停止を余儀なくされ、ジャック・ミラーは転倒があったものの軽症だった。

KTMは火曜日に従来型のエアインテークを装備したRC16を選択したようで、全体としてKTMは強力なテストプログラムを実施したと言える。

レッドブルGASGAS Tech3では、ルーキーのペドロ・アコスタがわずか3回目のMotoGPテストで15位タイムを記録。ロングランでも1分52秒台での走行を行った。19歳のルーキーはMotoGP選手と一緒に走行してもスピードを示しており、開幕戦のデビューが待ち望まれている。

ヤマハ

カタールとセパンでの最近のテストセッション中に、M1の進歩が注目され、ヤマハはファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスに向けた改善されたパッケージをもたらすことで一歩前進したようだ。2021年のワールドチャンピオンであるクアルタラロはロサイルで14位で終え、1分51秒台に入ることができたが、リンスは16位となった。

しかし、クアルタラロとチームディレクターのマイオ・メレガッリは、2024年プレシーズン中の十分な進歩の欠如について懸念を表明している。ヤマハは新型のロングエキゾーストをテストしてパワーデリバリーを向上させ、タイムアタック時の新しいソフトタイヤとのパフォーマンスを最適化することで、リアグリップの問題に対処しようと努力しているが、問題は依然として存在するようだ。

ホンダ

プレシーズンの締めくくりで、HRCはカタールでルカ・マリーニとジョアン・ミールが体調不良に苦しむなど、困難な状況に直面したが、逆境にもかかわらずテストを続けた。ホンダは2023年の予選ラップから1.1秒短縮するなど、ジョアン・ミルの顕著な改善は希望の光だが、それでもジョアン・ミルは19位、ルカ・マリーニは20位だった。

LCRホンダはHRCを上回るパフォーマンスを見せた。技術的な観点からLCRは新しいエンジンや新しいダブルスタックエアロなどがポジティブであったが、問題は以前としてリアグリップであり、コーナー脱出からのスピンが多すぎるため、開幕戦までにどう調整できるかが注目となる。

(Photo courtesy of michelin)

knbn

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