アプリリアのアレイシ・エスパルガロは、特別プレスカンファレンスにおいて今シーズンの終わりにレーシングスーツを脱ぐことを発表し、20年にわたるキャリアに終止符を打つこととなった。アプリリアと共に過ごしたここ数年のシーズンはアレイシ・エスパルガロにとって大きなハイライトとなったが、アレイシ・エスパルガロの勇姿を見ることが出来るのは今年が最後となる。

特にアプリリアに感謝を捧げたい

アレイシ・エスパルガロ

「まず最初に、皆さん、ここに来てくれてありがとう。皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。今シーズンの終わりに自分はフルタイムのMotoGPライダーとしてのキャリアを終えます。この旅は素晴らしいものでしたし、とても楽しみました。ありがとうございます。」

「ここは特別な場所であり、自分が初めてライディングを始めた場所です。昨年は夢が叶った場所でもあるので、ここは引退を発表するのに完璧な場所です。自分のキャリアは他のライダーと同様に簡単ではありませんでしたが、とても奇妙でした。」

「ハリウッド映画でさえ、30歳でレースに勝ち、ポディウムに上がることができるとは思わなかったでしょう。とても満足していますし、ここまで来れたことに誇りを持っています。多くの間違いを犯してきましたが、それも自分の一部です。頭ではレースを続けることができると感じていますが、心は家族と過ごす時間を求めており、そのために引退を決意しました。」

「特にアプリリアに感謝したいです。この2、3年自分たちが成し遂げたことは夢のようでした。ロマーノ、マッシモ、パオロと共に歴史を作り、彼らに感謝の気持ちを永遠に抱きます。また、カルメロとカルロスにも感謝しています。自分の人生はここで育ちました。家族、兄弟、アルバート・バレラ、そして妻のラウラにも感謝します。そして、すべてのライダーにも感謝しています。自分の全てを尽くしてきましたし、とても幸せです。ありがとうございました。」

「世界には自分よりも多く勝ったライダーがたくさんいますが、自分は持てる全てを尽くし、一生懸命働きました。そして再び、アプリリアと共に過ごしたこの2、3シーズンの記憶を見返すと、夢を見ているようです。これが引退を決めた理由の一つです。もう十分楽しみましたし、良い気分でフルタイムライダーを辞めたいと思います。とても幸せです。」

(Photo courtesy of michelin)