マルク・マルケスは決勝レースのスタートで、自分で放り投げたティアオフフィルムが後輪下に挟まった状態でのスタートとなり、盛大なホイールスピンから一気に7位にまで順位を落とした。その状態から追い上げを開始。4周目の時点で4位、6周目に3位、12周目にはフランチェスコ・バニャイアを抜いて2位となり、24周目にはホルヘ・マルティンを抜いてトップに立ち、そのまま優勝。2位にホルヘ・マルティン、3位はフランチェスコ・バニャイアとなった。
4位は昨日良い結果が出せると話していたファビオ・ディ・ジャンアントニオ、5位エネア・バスティアニーニ、6位フランコ・モルビデッリ、7位ブラッド・ビンダー、8位マーべリック・ビニャーレス、9位ファビオ・クアルタラロ、10位ラウル・フェルナンデスとなった。
優勝マルク・マルケス
「いつも何かが起きますね(笑)スタートは本当に危険があるものですが、フロントデバイスをセットした後にスクリーンに何かがついていることに気づいたんです。ティアオフを捨てた際にホイールの下に入ったのが見えて、なんとかしようとしていたんですが、クラッチを繋いだ瞬間に盛大なホイールスピンになってしまいました。ターン1で多くのライダーをオーバーテイクしていきました。マルティンに追いつくのは難しいと思ったんですが、5周目あたりからリズムを掴むことが出来ました。マルティンはずっとプッシュしていて、自分はタイヤをセーブして最後のアタックに備えていました。本当に優勝は嬉しいです。」
2位ホルヘ・マルティン
「難しいレースでした。ペースは良かったんですが、風がほんとに強くてフロントが流れることが多くギャップを作ることが難しかったです。ペッコに抜かれた後に走りを変えねばと思って、プッシュを開始しました。マルケスが追いついてくるのはわかっていました。彼は失うものはないですからね。彼に対して抜き返すのはあまりにもリスクが大きかったので20ポイントを確保することにしました。」
フランチェスコ・バニャイア
「今日もこれが限界でしたね。今日は少しフィーリングが改善しましたが、ホルヘとマルクについていくことが出来たんですが、コーナーエントリーで苦戦する状況でした。今日はマルク、ホルヘのほうがと走りをしていましたね。」
オーストラリアGP 結果
順位 | ゼッケン | ライダー名 | メーカー | タイム |
1位 | 25 | マルク・マルケス | DUCATI | 39’47.702 |
2位 | 20 | ホルヘ・マルティン | DUCATI | 39’48.699 |
3位 | 16 | フランチェスコ・バニャイア | DUCATI | 39’57.802 |
4位 | 13 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | DUCATI | 40’00.699 |
5位 | 11 | エネア・バスティアニーニ | DUCATI | 40’01.012 |
6位 | 10 | フランコ・モルビデッリ | DUCATI | 40’03.136 |
7位 | 9 | ブラッド・ビンダー | KTM | 40’03.152 |
8位 | 8 | マーべリック・ビニャーレス | APRILIA | 40’04.338 |
9位 | 7 | ファビオ・クアルタラロ | YAMAHA | 40’06.459 |
10位 | 6 | ラウル・フェルナンデス | APRILIA | 40’07.047 |
11位 | 5 | ジャック・ミラー | KTM | 40’07.634 |
12位 | 4 | ヨハン・ザルコ | HONDA | 40’07.997 |
13位 | 3 | アレックス・リンス | YAMAHA | 40’09.912 |
14位 | 2 | ルカ・マリーニ | HONDA | 40’11.941 |
15位 | 1 | アレックス・マルケス | DUCATI | 40’12.293 |
16位 | 41 | アレイシ・エスパルガロ | APRILIA | 40’18.201 |
17位 | 37 | アウグスト・フェルナンデス | GASGAS | 40’18.235 |
18位 | 30 | 中上 貴晶 | HONDA | 40’18.467 |
19位 | 72 | マルコ・ベッツェッキ | DUCATI | 40’33.095 |