マレーシアGPでは序盤からプッシュを戦略的に仕掛けたアレックス・マルケスが優勝。昨日は年間ランキング2位を決め、今日は完璧なレース運びで優勝を飾った。

アレックス・マルケスが優勝、アコスタ2位、ミルが劇的表彰台獲得
マレーシアGPでは序盤からプッシュを戦略的に仕掛けたアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシング)が優勝を飾った。前日のスプリントで年間ランキング2位を確定させたマルケスは、この決勝で完璧なレース運びを見せた。
レース序盤はポールスタートのフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)がリード。2位ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、3位アレックス・マルケス(グレシーニ・レーシング)という展開でスタートしたが、アレックス・マルケスは序盤から強烈なプッシュをかけ、まずはアコスタをパス。
その後、アレックスはバニャイアもオーバーテイクして独走体制に突入。そのまま一度もバトルを許さずチェッカーフラッグを受けた。
一方、バニャイアはアコスタを抑え続けていたが、タイヤグリップの低下も影響してアコスタに抜かれ3位に後退。さらにレース終盤に入り、急激にペースが落ちる。おそらくリアタイヤのパンクによるものと思われ、ついにはリタイアを余儀なくされた。
このバニャイアのリタイアにより、4位を走行していたジョアン・ミル(ホンダHRC)が3位表彰台を獲得。これで直近2度目の表彰台となり、ホンダの戦闘力改善が着実に進んでいることを示した。
4位にはフランコ・モルビデッリ(VR46レーシング)、5位ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、6位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46レーシング)、7位エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)、8位ルカ・マリーニ(ホンダHRC)、9位ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、10位に小椋 藍(トラックハウスMotoGP)が入った。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。