マレーシアGP 決勝レース表彰台3選手のコメント(優勝アレックス・マルケス、2位アコスタ、3位ミル)

マレーシアGPで勝利を掴んだのは、困難な週末を乗り越えたアレックス・マルケスだった。金曜の不調と2度の転倒を経ても、自らのレース戦略を信じ、序盤から攻めに出た走りが功を奏した。一方、2位のペドロ・アコスタはウォームアップでのセッティング変更が裏目に出たが、自らの判断でバイクの状態を修正し、冷静にレースをまとめた。3位に入ったジョアン・ミルは、苦しい時期を支えてくれたチームへの感謝を胸に、自分たちの進むべき道を再確認する表彰台となった。

マレーシアGP 優勝アレックス・マルケス

「簡単な週末ではありませんでした。2回の転倒もありましたし、金曜のフィーリングはいまいちでした。今日は戦略は明確でしたね。序盤にアグレッシブに攻めていくのが鍵だと思っていました。2年前のここでのレースはエネアを序盤に抜けずに時間を浪費してしまったので、今日は序盤からプッシュしていきました。本当に嬉しいですし、チャンピオンシップ2位を決めた重要なレースでした。ただ、Moto3の事故もあって心配ですね。」

マレーシアGP2位 ペドロ・アコスタ

「今日はアレックスが序盤にすごくスピードがありました。今日はウォームアップ走行でバイクに変更を加えたことで最後の2つのコーナーで全く加速しなくなってしまいました。ですからクルーに”失敗をするとしたら俺のミスでなきゃ駄目なんだ”と強く伝えました。その後余計なコントロールをなくしてレースに挑みました。その後はバイクがしっかりと仕上がったので、チームと自分をサポートしてくれている皆に感謝しています。もちろんダニ、ポルの2人にいつも感謝しています。」

マレーシアGP 3位ジョアン・ミル

「常に100%で尽くして結果が出ない状況が続いていくとインタビューで何を答えていいかわからなくなりますが、そういった背景もあって今日の表彰台は本当に嬉しいです。チームも自分と共にけして諦めませんでした。感謝しています。自分たちのゴールに少しだけ近づいていると感じています。」