アレックス・マルケス、序盤から積極的な展開でトップ争いに加わる
スプリントでアレックス・マルケスは、序盤から自信に満ちたペースでトップ集団を追走。自身のバイクが優位に立てると確信し、最終コーナーからのスピードを活かして巧みにオーバーテイクを仕掛けた。ペドロ・アコスタとの激しい攻防を制し勝利を収めたものの、終盤のタイヤ消耗とブレーキングの課題に直面。特にダウンヒルでの制動フィーリングに悩まされ、明日の決勝に向けては、スピードよりも安定性と快適さを求めた仕上げが鍵となりそうだ。

スプリント後の手応えと今後への課題
「スプリントは楽しみました。予選の後にフィーリングをしっかりと取り戻すことが重要でした。トップ2の後ろで走行している中で、自分のほうがペースが良いことはわかっていました。しっかりと組み立てて仕掛けることが出来ました。最終コーナーでオーバーテイクして自分のバイクのドライブを活かそうと思っていました。2人を楽に抜くことが出来ましたが、タイヤライフを使ってしまう展開でしたので、終盤に少し苦戦しました。最終ラップには少しペースを落としすぎましたね。」
「バイクのバランスに関しても少し改善が必要ですね。明日はよりスピードを増すというよりは楽に走行したいですね。ペドロは今日優勝するためにはすぐさま抜き返すという戦略だったんでしょう。フロントのフィーリングがベストとは言えませんでしたから、バイクを止めるのに少し苦戦しました。バトルは勝ったあとで振り返れば良いものですね。今日はバトルに勝利出来てラッキーでした。ペドロに抜かれたコーナーはダウンヒルでバイクのブレーキングフィーリングが良くなかったので勝負が出来ませんでした。最初はブレーキングは速すぎましたし、2回目もそうでした。3回目は深くなりましたが少しワイドになりました。結果的に抑えることが出来たので良かったですが、明日に向けて改善が必要ですね。」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。