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brembo(ブレンボ)MotoGP用の新型キャリパーをEICMAで発表

MotoGPの全22ライダーにブレーキを供給するブレンボは、EICMA 2024(ミラノ)にて新たなレーシングキャリパーを発表し、2025年シーズンからの使用開始を予定している。

競技経験と情熱から生まれたこの新キャリパーは、ブレーキング技術における大幅な進化を実現する。緻密な設計と高品質な素材を使用することで、ライダーにあらゆる状況で最大限の安全性とコントロール性を提供し、前例のないパフォーマンスを保証する。

大型のブレーキパッドは非常に高温の環境にも耐え、過酷な状況下でも安定して強力なブレーキングを可能にする。また、ブレーキング面積の拡大と接触圧力の最適化により、ブレーキング効率が向上し、ライダーはバイクをより精密に制御できる。さらに、熱交換面積の拡大によって熱が迅速に放散され、パッドの摩耗が抑制され、長期にわたり一貫した性能が維持される。

キャリパーの取り付け剛性も強化され、ブレーキングトルクに対する耐性が向上し、安定性と精度がさらに増している。ブリーダーの位置も考慮され、ブレーキのエア抜きやメンテナンスが迅速かつ効率的に行えるように設計されている。

11チームのMotoGPチームは、2020年からトップカテゴリーで使用されているGP4キャリパーの継続使用か、この新キャリパーの採用かを選択でき、各ライダーのニーズと好みに応じた選択が可能となる。

現在、最高峰クラスで使用されているGP4キャリパーは完全にアルミ製で、効率的な設計が施された4ピストンキャリパーだ。GP4の最大の特徴は冷却フィンであり、これがブレーキシステム全体の熱効率を大幅に向上させている。さらに、最適化された油圧とアンプリフィケーションがブレーキレバーへの応答性を高め、ブレーキングのタッチの問題を解消している。この4年間、GP4はブレーキングパワー、モジュレーション、耐久性の面で大きな進歩を象徴する存在となっている。

新しいレーシングキャリパーを通じて、ブレンボはMotoGPライダーにサーキットで最大限のパフォーマンスを発揮できる自信と制御力を提供し続ける。

(Photo courtesy of brembo)

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