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MotoGP2025 開幕戦タイGP 3位フランチェスコ・バニャイア「マルケス兄弟には接近出来なかった」

セットアップの課題を痛感

フランチェスコ・バニャイアは、レースを3位で終えたものの、マルクとアレックス・マルケスの速さには及ばず、苦戦の週末となった。金曜日からセットアップに時間を費やし、レース当日も思い通りのバイクバランスを見つけられなかった。

タイヤ選択にも悩まされ、前日のハードタイヤは機能せず、決勝で投入したソフトタイヤも完璧なセットアップではない状態での使用となった。マルク・マルケスの圧倒的なペースに対抗するには、さらなるセットアップの最適化が必要だと語った。

フランチェスコ・バニャイア

「正直マルケス兄弟を止めるほど接近出来ませんでした。厳しい週末でしたね。金曜日はテストで終わらなかった内容を少し進めたこともあって、セットアップが土曜日午前中にまでかかってしまいました。」

「昨日はハードを使用しましたが、正しい選択ではありませんでした。今日はソフトを使用して快適に感じましたが、正しいセットアップではありませんでした。今日のマルクは完全にレースとライバルをコントロール下に置いていました。タイヤ空気圧の問題もあったにせよ、彼のペースは圧倒的に速かったです。彼のデータから良い点を参考にしていきます。」

「次回のアルゼンチンはマルク、アレックスが得意とするサーキットです。さらに接近して行く必要があります。今回はセクター2、セクター3で遅れを取りました。ハードブレーキングがあるターン1、ターン12などは得意なんですが、コーナー4、5、6で大きくタイムを失っていました。マルクに関してはターン7、アレックスにターン8で大きく離されていましたね。」

「通常ビッグタンクのほうがブレーキングのフィーリングがいいんです。バイクを より強く止めることが出来ますが、今日は十分ではありませんでした。アレックスもブレーキングが強かったですが、自分はセクター3と立ち上がりで大きく失っている部分がありました。バイクのフィーリングはGP24と同じとは言えず、まだフィーリングを改善していく必要があるんです。厳しい週末であったことを考えると2つの表彰台を獲得出来たことは嬉しいですね。」

「マルク、アレックスの後ろで非常に暑かったですが、まだ受け入れられる暑さでした。2年前のインド開催の金曜日は、数周走っただけで限界に感じるほど信じられないような暑さでしたね。」

「3位でレースを終えるのは望んだ結果ではありません。ただ、昨年可能な範囲で最大の結果を持ち帰る重要さを学んでいますので、今日はそれを意識しました。今日は2位を狙おうと接近する度にフロントタイヤに問題が発生していました。これが今日出来る最大の結果だったと思っています。次回は優勝、2位を狙っていきますが、バイクのセットアップをしっかりと固めたいと思います。」

「アルゼンチン、オースティンはマルクが得意ですし、アルゼンチンは多くのライダーが得意としています。週末によっては走り出した瞬間に最高のフィーリングであることがありますしね。ただし、ここ数年はアルゼンチンではレースをしていませんから、グリップがどうなっているかはわかりません。重要なことはここから続くいくつかのレースでポイントを失わないようにすることです。そしてカタール、ヘレスに向かいたいです。」

(Photo courtesy of michelin)

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