怪我から復活の表彰台

ファビオ・ディ・ジャンアントニオが、怪我からの復帰戦で見事なパフォーマンスを披露し、3位表彰台を獲得した。ハードなリハビリを経て全身を使った走行で疲労困憊ながらも、最後までアレックス・マルケスに迫る走りを見せた。チームの支えに感謝を示しつつ、セクター2以外では優位に立てていたと振り返り、最終ラップの小さなミスを悔やんだ。プレシーズンの怪我から努力を重ねてきた数ヶ月の成果が、この表彰台という形で報われた。

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

「最高の結果ですね。家でいつもしっかりとトレーニングをしているのでレース後に疲れることはあまりないんですが、今回は本当に疲れました。ここに戻ってくるのに怪我の後のリハビリを懸命に続けてきました。全身の筋肉を使って走行していたので、今は全身が痛いです。パフォーマンスは本当に良かったですし、マルクの転倒に助けられたとは言えアレックスを最後まで捉えようと続けて得た表彰台でした。」

「チームは素晴らしい作業をいつもどおりしてくれましたし、感謝してもしきれません。最終的にアレックスに迫れるかと思っていました。セクター2で劣っているのみでしたので、追いつけると思って最後までプッシュしていました。最終ラップに少しミスをしてしまったんですよね。多くの縁石が滑りやすい状況でしたので、マルクの転倒は残念ですが転倒理由は縁石でしょうね。」

「才能だけではだめで、努力が打ち勝つんです。ここ数ヶ月は本当に苦しいリハビリを続けてきました。ガールフレンドからもこの期間中は嫌われるくらいハードに打ち込んできたんです。本当に集中して回復を優先して作業を続けてきた甲斐がありました。」

(Photo courtesy of VR46)