インドネシアGP　FP1でルカ・マリーニがトップタイムを記録　MotoGP2025

灼熱と高湿度に包まれたマンデリカで、MotoGPインドネシアGPのフリープラクティス1（FP1）が行われ、ルカ・マリーニ（Honda HRC Castrol）がトップタイムを叩き出した。セッション終盤のアタックで1分30秒809を記録し、唯一ペドロ・アコスタ（Red Bull KTM Factory Racing）とともに1分30秒台へ突入。ホンダの進化を証明する走りを見せた。マリーニは日本GPからの好調を維持し、最終スティントで他を圧倒。アコスタはトップ奪取目前だったが、ターン15での大きなセーブ、ターン11でのリアの挙動乱れ、さらにターン10で日本GP勝者フランチェスコ・バニャイア（Ducati Lenovo Team）との接触寸前の場面もあり、安定を欠いた。

マルコ・ベッツェッキ（Aprilia Racing）は全体を通して力強いペースを見せ3番手。4位にはアレックス・リンス（Monster Energy Yamaha MotoGP）が入り、今季金曜午前としてはベストの走りを披露した。5位には全メーカーが並ぶ形で、既にタイトルを決めているマルク・マルケス（Ducati Lenovo Team）が続いた。マルケスは最後のスティント開始直後、ピットアウト後にターン1のグラベルへ飛び出す場面もあった。

ヤマハはFP1で上々の結果を収め、ジャック・ミラー（Prima Pramac Yamaha MotoGP）が6位、2021年王者ファビオ・クアルタラロが7位。トップとの差はわずか0.5秒強だった。ファビオ・ディ・ジャンナントニオ（Pertamina Enduro VR46 Racing Team）が8位、日本GP表彰台のジョアン・ミル（Honda HRC Castrol）が9位、アレックス・マルケス（BK8 Gresini Racing MotoGP）が10位に入った。