ヤマハ発動機株式会社の製品6点が、このたび公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2017年度グッドデザイン賞」を受賞し、そのうちスポーツコミューター「TMAX530」が、特に優れたデザインに与えられる「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました。
本年度のグッドデザイン賞の受賞は、スポーツコミューター「TMAX530」、モーターサイクル「MT-10」、スクーター「XMAX 300」、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)「YXZ1000R SS」、フィッシングボート「DFR-33」、パーソナルウォータークラフト「MJ-GP1800」の計6点です。
なお、「TMAX」は初代導入時の2001年、モデルチェンジを行った2013年に引き続き3度目の受賞です。
グッドデザイン賞を受賞した製品は11月1日から5日に東京ミッドタウンで開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2017(G展)」 にて紹介される予定です。
スポーツコミューター「TMAX530」(「グッドデザイン・ベスト100」選出)
[製品概要]
伝統的なスポーツバイクと同等の「意のままの加減速・ハンドリング」を可能にするスポーツ性能、コミューターの最大の特徴である快適な移動を実現する装備や機能、これら相反することもある2つの要素の融合とバランスが最大の特徴です。
平日は市街地のコミューティング、週末は郊外でのファンライディング、といった幅広い使われ方をする「スポーツコミューター」は、2001年発売の初代TMAXがパイオニアとなって当社が開拓したカテゴリーです。この16年余りの間に二輪車の世界に大きなインパクトを与えたモデルの最新形として、性能と機能をさらに高めています。
[審査員コメント]
スクーターでありながら、従前のスポーツバイクを越える性能をシームレスに引き出す車両性能が、跳ね上がるようなブーメランデザインにパッケージされている。ひとつひとつのパーツが、素材の選定からテクスチャまで厳密に管理され、表情豊かで精緻な質感のフォルムを成立させていることも高く評価したい。オリジナルなスタイルを打ち出すことはできても、それを長い期間持続させることは難しい。卓越したバイクデザインを評価したい。
[ヤマハ発動機 グッドデザインアワードサイト]
https://global.yamaha-motor.com/jp/yamahastyle/design/awards/good_design_award/
その他の受賞対象の概要
モーターサイクル「MT-10」
「力強く個性あるエンジン特性と俊敏な走り」と「独創的なスタイル」を両立したスポーツバイク。エンジン排気量は1,000㏄から125ccまで、9種類のモデルラインアップでグローバルに展開するMTシリーズのハイエンドモデルで、街乗りから高速移動・長距離ツーリングまで、幅広い用途での走行性能と機能性を兼ね備えています。電子制御システムなどのさまざまな最新技術とライダーの用途に合わせた汎用性をもっています。
スクーター「XMAX 300」
走る楽しさとスポーティなスタイリング、街中での移動や通勤における快適性や実用機能を併せ持つことから、欧州で長年にわたって高い評価と人気を集めてきたXMAX250の後継モデルです。スポーツコミューターのパイオニアであり、2001年に登場して6代目となるTMAX(排気量530㏄)からNMAX(125㏄)までラインアップするMAXシリーズのミドルクラスに位置する製品で、欧州・台湾などの市場では300㏄エンジン、インドネシア・トルコなどでは250㏄エンジンを搭載してグローバルに展開しています。
ROV「YXZ1000R SS」
北米で人気を集める、荒れ地や砂漠、林間などのオフロードでスポーツ走行を楽しむためのレクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)。低く構えたスポーティな前傾スタイリング、重心を低く中央に設定したシャシー、アグレッシブな走行を想定したタイトなコックピットなど、スポーツ走行に特化した車体パッケージをもつYXZ1000Rをベースに、ステアリングホイールを握ったままの状態でギア操作を可能にするパドルや、クラッチペダル操作不要のオートクラッチを組み合わせたスポーツ・シフト(SS)5速トランスミッションを装備しています。
フィッシングボート「DFR-33」
フィッシングの多様化に応え、機能を高めた新世代の中型フィッシングボート。高い走行性能・釣り機能はもちろん、家族や仲間とクルージングを楽しみたいユーザーのことも考慮して、充実した機能と装備を提供するモデルです。当社フィッシングボート「DFR」シリーズのDNAを受け継いで、機能とスタリングの融合をはかりました。
パーソナルウォータークラフト「MJ-GP1800」
究極のスポーツ走行やレースを楽しむために絶対的な“速さ”に特化したパーソナルウォータークラフト。超軽量素材NanoXcel 2(ナノエクセル2)を採用してスポーツ走行に最適化した形状を持つハル(船体)に、スーパーチャージャーを装備した当社最強のエンジン(1,812cc)を搭載。直感的な操作による減速・中立・後進や、減速時であってもステアリング操作による旋回を可能にした革新的な「RiDE」をはじめ、走行条件に応じた最適な艇体姿勢などの調整を実現する電動トリム、エルゴノミクスを追求したシート周りなど、スポーツ走行を最優先した徹底した造り込みと総合的なデザインが特徴です。
<ヤマハ発動機 プレスリリース>