セパンテスト2日目 ホンダが1分56秒台突入 ジョアン・ミルがトップタイムを記録 ヤマハはテストを中止

2026年2月4日に行われたセパンテスト2日目は、午前中にタイムが集中し、午後は雨により走行が制限される展開となった。トップタイムはジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が記録し、ホンダ勢が大きく前進。一方、ヤマハ勢は一切走行せず、静かな一日となった。

ホンダ

ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が1分56秒台に突入し、セパンでホンダ勢として史上初となるタイムを記録。前週のシェイクダウンでアレイシ・エスパルガロが出した記録を上回った。ルカ・マリーニも好調を維持し、6番手で終了。午後の雨で走行距離は制限されたが、HRCは2026年型RC213Vの進化に自信を見せている。

LCRホンダでは、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が順調な一日を過ごし、最終日に向けたロングランを視野に入れている。ディオゴ・モレイラ(プロ・ホンダLCR)は午前中の走行で着実な進歩を見せ、初めてウェット路面での感触を確かめた。

ヤマハ

ファビオ・クアルタラロの初日のエンジン停止を受けて、ヤマハは安全対策として2日目の全走行を見送った。問題の内容は把握しているものの原因は不明としており、さらなる調査を優先。これにより、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPおよびプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPの両チームがテスト2日目をスキップした。

ドゥカティ

フランコ・モルビデリ(VR46)が1分56秒983で2番手タイムを記録し、ジョアン・ミルにわずか0.109秒差まで迫った。同じくVR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオも3番手につけ、0.066秒差と僅差で続いた。

ドゥカティ・レノボ・チームでは、フランチェスコ・バニャイアが8番手。午前中に6本の走行を行ったが、各スティントは4周以内に制限され、スプリントシミュレーションは実施されなかった。手応えはポジティブだったとされる。マルク・マルケスは初日の首位から一転、やや控えめな内容で15番手に終わった。

BK8グレシーニ・レーシングMotoGPのアレックス・マルケスは、2024年型エアロパッケージのテスト中にターン5で転倒。負傷はなく午後に再走行を行ったが、タイム更新には至らず12番手。

KTM

レッドブルKTMファクトリーレーシングでは、ペドロ・アコスタが1分57秒前半を記録。セパンでのKTM史上最速タイムを更新しながらも、1分56秒台には届かなかった。ウェット・ドライ両方で新型フロントフェアリングを使用し、4番手に浮上。ブラッド・ビンダーは13番手で終了し、練習スタートでの混乱も影響した。

レッドブルKTMテック3ではマーヴェリック・ビニャーレスが雨を活用してウェット走行を実施し、貴重なデータを収集。エネア・バスティアニーニは走行しなかったが、初日に記録したタイムで10番手を維持。昨年の同時期とは異なり、両ライダーともトップ10圏内で好調を維持している。

アプリリア

マルコ・ベッツェッキがアプリリア勢最上位となる6番手。トラックハウスMotoGPチームのラウル・フェルナンデスも僅差で続いた。アプリリアは新型エアロフィンを初公開し、話題を呼んだほか、スイングアームの比較テストも実施。

小椋藍(トラックハウス)は9番手に入り、アプリリア系ライダーの中で上位を形成。ドゥカティのバニャイアを挟んで、3台のアプリリアが密集するかたちとなった。テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリも連続周回をこなして開発作業に従事した。

セパンテストは2月5日(木)が最終日。現地時間10:00(UTC+8)より走行が開始される予定となっている。