★スーパーバイク世界選手権2017 イモラ戦のブレーキングをブレンボが徹底解説

通常、本サイトではスーパーバイクのニュースはお届けしていないんですが、ブレンボさんから第5戦イモラのブレーキング解説をいただいたのでご紹介します。

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イモラ戦のブレーキングをブレンボが徹底解説

ボローニャ県に位置するアウトドローモ・ディーノ・フェラーリ イモラ・サーキットで5月12日から14日にかけて行われる、ワールドスーパーバイク第5戦イモラ戦のブレーキングについて、ブレンボが解説します。

イモラ・サーキットは1952年に建造され、ウンベルト・マセッティ(500ccで2度世界チャンピオンを獲得)、エンリコ・ロレンツェッティ(250ccクラスで世界タイトルを獲得)によってテストされています。15年後、初めての世界チャンピオンシップのレースを開催。しかしこのサーキットが世界的に有名になるのは1972年の200 Miglia di Imola以降のことでした。

このサーキットは非常にテクニカルで、あらゆる種類のチャレンジングなブレーキングセクションが存在します。このサーキットがエンツォ・フェラーリとその息子に”リトル・ニュルブルクリンク”と呼ばれたのは偶然ではありません。トラックは22のコーナーから成り立っており、そのうち13が左コーナーで、非常に短い(358m)ストレート、7.8%に及ぶスロープが設けられています。

2017年のワールドスーパーバイクライダー達と密接に作業を行っているブレンボの技術者によると、アウトドローモ・ディーノ・フェラーリはブレーキにとっては非常に要求の厳しいサーキットです。ブレーキングの難易度1から5の中では5に相当し、これはドニントンパーク、チャーン・インターナショナルサーキットと同様となります。

レース中にブレーキにかかる負荷

スーパーバイクはラップごとにブレーキを12回使用。これよりも回数が多いのはロサイルのみですが、ロサイルはイモラよりも450m長いサーキットです。バーレーンにおいてライダー達がブレーキを使用するのは1周につき31.5秒ですが、イモラは1周につき32秒間ブレーキを使用します。これは2017年の世界選手権の中で最も長いものです。そのため、ライダー達は1周の中の30%をブレーキングに費やすこととなります。

コーナーは1速から4速で走ることになるため、1周の平均減速度は大きくありません。しかしながらスチールブレーキを使用するプロダクションベースのバイクによるレースにおける1.14Gという減速度は、カーボンディスクブレーキを使用するMotoGPのヘレスGP、オースティンGP、テルマス・デ・リオ・オンドGPよりも大きな減速度となっています。

ブレンボのブレーキレバーを選手が引く力をスタートからゴールまで合計すると、950kgを超えています。これはブレンボのM50モノブロックキャリパーを搭載した5台のDucati1299パニガーレSと同じ重さとなります。

最難関のブレーキングポイント

アウトドローモ・ディーノ・フェラーリ イモラ・サーキットにおける12のブレーキングセクションにおいて、2箇所が難易度が高いとされ、7箇所が中程度、3箇所が難易度が低いとされています。最も難易度が高いのはTamburelloコーナー(ターン2)です。ここではスーバーバイク車両は289km/hに達し、188mのブレーキングセクションで104km/hにまで減速する必要があります。ライダー達はブレーキを4秒間使用し、5.8lbの力をブレーキレバーに与えます。これは世界選手権において最も厳しいブレーキングポイントだと言えるでしょう。彼らが体感する減速度は1.5Gで、これはランボルギーニ・アヴェンタドールが200km/hから0km/hまで減速する際の減速度よりも0.38G強烈なものです。

イモラ・サーキットにおけるブレーキングはAltaコーナー(ターン14)でも難易度が高く、ここでスーパーバイク車両は235km/hから91km/hまで141m、3.2秒で減速することになります。ブレーキングシステム内のブレンボのブレーキフルードが受ける圧力は11.3barに達します。これはスパークリングワインのボトルの圧力の約4倍の圧力です。一方Tosa(ターン7)は最もスピードが遅いコーナーで、ここでの時速は123km/hから113m、3.4秒で70km/hまで落ちることとなります。

ブレンボの実績

ブレンボを装着したバイクは、過去4度ワールドスーパーバイクのレースで勝利しています。2015年にはジョナサン・レイがカワサキで優勝。昨年はチャズ・デイビスがDucatiで優勝しました。実際、初めてのワールドスーパーバイクでのイモラ戦となった2001年に優勝したのはDucatiのルーベン・ザウスで、もちろんこの車両にもブレンボ製のブレーキが装着されていました。

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