冷静な走りでポイント獲得

難コンディションが全ライダーを苦しめたイギリスGPで、ジャック・ミラーは冷静なレース運びで貴重なポイントを獲得した。スタート直後の混乱をうまく回避し、序盤はザルコやクアルタラロを追走。しかし中盤以降、フィーリングに陰りが見え始め、残り8周でマップ3に切り替えたことが苦戦に拍車をかけた。加速が鈍り、特に最終コーナーやターン11での動きに苦しむ中、マリーニやビンダーとの攻防では抵抗を試みるも最終的には後退。それでもスプリントと決勝の両方でポイントを得て、着実な成果を残した。

マップ切り替えで苦戦

「全員にとって難しいレースだったので、しっかりポイントを獲得できて満足しています。スタートはまずまずで、混乱した1コーナーをうまく切り抜け、自分としてはバイクのフィーリングも良かったです。序盤はザルコやクアルタラロを追いかけようとしましたが、レース中盤から少しずつ苦しくなっていきました。そこからは何とか持たせながら走っていましたが、残り8周のところでマップ3に切り替えた途端、一気に苦しくなりました。」

加速の問題が後半に影響

「特に最終コーナーの立ち上がりやターン11への切り返しで加速が落ちてしまいました。マップとタイヤの両方が影響していたのかもしれませんが、そこからは思うように攻めることができませんでした。マリーニとビンダーには何とか抵抗しようとしましたが、最終的には譲るしかありませんでした。それでもスプリントと決勝の両方でポイントを獲れたので、良い週末だったと思います。もう少しポイント取れていてもおかしくなかったですが、今は次戦に集中するだけです。」