オランダ戦レース1結果 FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)

雨中の死闘を制したニコロ・ブレガ、レクオナとの激闘を制し11連勝達成

ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing – Ducati)が、2026年WorldSBK第3戦オランダ・ラウンドのレース1で勝利を挙げ、連勝を11に伸ばした。舞台は伝統のTTサーキット・アッセン。レース中盤の降雨が展開を大きく揺さぶる中、ブレガはチームメイトのイケル・レクオナを3度にわたって攻略し、今季屈指の激戦を制した。サム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)は今季初表彰台となる3位に入った。

スタートではレクオナが好発進を決め、ポールポジションのブレガをかわしてターン1でトップに浮上する。しかしブレガは2周目のターン11で首位を奪還。ロウズを加えた3台が後続を引き離す展開となる。アルヴァロ・バウティスタ(Barni Spark Racing Team)も好スタートから4番手へ浮上し、序盤は上位争いに加わった。

レースはブレガ優勢で進むかに見えたが、中盤の雨が状況を一変させる。15周目、レクオナがシケイン立ち上がりで逆転に成功。1周で1秒以上詰め寄る鋭いペースを見せた。17周目にはブレガが最終セクターで反撃するも、レクオナが強烈なブレーキングで首位を守る。この時点でロウズもファクトリー2台の背後に迫った。

しかし19周目、ブレガがターン4で強引に前へ出て再びトップに浮上。今度はギャップを築き、レクオナを抑え切ってチェッカーを受けた。これでブレガは通算27勝目を挙げ、ダグ・ポーレンに並んだ。Aruba.it Racing – Ducatiは4戦連続のワンツーフィニッシュを達成した。

バウティスタはレース後半にペースを上げたものの、ロウズとの差を縮められず4位でフィニッシュ。オーストラリア以来のベストリザルトとなった。アレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)は5位、アンドレア・ロカテッリ(Pata Maxus Yamaha)がヤマハ勢最上位の6位に入った。

ミゲル・オリベイラ(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)は激しいバトルを制して7位まで挽回。ロレンツォ・バルダッサーリ(Team GoEleven)が8位、タラン・マッケンジー(MGM Optical Express Racing)が0.041秒差の9位に続いた。シャビ・ヴィエルへ(Pata Maxus Yamaha)が10位でトップ10を締めくくった。ヤリ・モンテッラ(Barni Spark Racing Team)は雨を味方に一時6位まで浮上するも、最終的に11位。アクセル・バッサーニ(bimota by Kawasaki Racing Team)が12位で続いた。

中盤の雨にもかかわらず、今大会は全22台が完走。これは2025年モスト以来となる珍しい記録となった。ダニーロ・ペトルッチはジャンプスタートによるダブルロングラップペナルティを受け、消化中にグラベルへ飛び出して順位を大きく落とした。