フリー走行では素晴らしいスピード、ペースを発揮していたファビオ・クアルタラロでしたが、ウォームアップラップでまさかのエンジンストール。決勝はピットレーンからスタートとなりました。普通ルーキーであれば、この状況の中で焦ってタイヤが温まり切る前に転倒も予想されましたが、落ち着いてタイヤを温め、素晴らしいペースで追い上げを開始。ファステストラップを記録して最終的に16位で完走。あと少しでポイント獲得という走りでした。
カタールGP16位 ファビオ・クアルタラロ
「スタート前にミスをしてしまいました。残念ですが、シーズン中盤でミスをするより序盤にミスをしたのは良かったと言えると思います。1周目はタイヤが冷えていて本当に難しい走行となりました。ブレーキングで大きな注意を払いながら走行していたんです。タイヤの温度が温まってリズムを整えてプッシュ出来るようになるまでは、慎重に周回を重ねました。」
「レース終盤は苦戦してしまいましたが、レースウィーク、そしてテストの内容には満足しています。開幕戦から学んだことは、Moto2、Moto3よりもオーバーテイクが難しいということです。でもレースの中で多くを学ぶことが出来ました。初めての最高峰クラスでのレースでサポートしてくれたチームに感謝したいと思います。次のレースが今から待ち遠しいですよ。」
(Source: sepang racingteam)
(Photo courtesy of michelin)