シーズン最終戦となるポルトガルGPを終えた時点のチャンピオンシップスタンディングだ。総合優勝したジョアン・ミルは今回のポルトガルGPでトラコンが効かなくなったことでリタイア。
ジョアン・ミール
総合2位のフランコ・モルビデッリは、ヤマハの中で唯一型落ちのM1を使用。シーズン序盤は最新型を使用するファビオ・クアルタラロにわずか差をつけられたが、その後安定した走りで上位を連続して獲得。シーズンが終わってみればヤマハライダーの中で最多勝となる3勝、5度の表彰台を獲得している。
フランコ・モルビデッリ
総合3位はアレックス・リンス。今回はチャンピオンシップ2位争い、スズキのマニュファクチャラーズタイトル獲得がかかったレースだったが、スターティンググリッドの位置が災いして、最終戦は15位で終えた。
アレックス・リンス
総合4位はドヴィツィオーゾ。優勝はオーストリアの1勝のみだが、比較的安定してポイントを積み重ねた印象だ。来年は1年間の休養期間とし、2022年にMotoGPに戻ってくる予定だが、果たしてこの成績と年齢で、多くの若手がシートを狙うMotoGPにシートが見つかるだろうか。
ドヴィツィオーゾ
総合5位はKTMのポル・エスパルガロ。ホンダ移籍前に1勝を挙げることはついに叶わなかったが、シーズン後半はKTMのバイクで安定した早さを発揮、来年ファクトリーに昇格するミゲル・オリヴェイラ、チームメイトのブラッド・ビンダーにRC16を託す。
ポル・エスパルガロ

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin, KTM, SRT)