ポルトガルGP スプリントレースDNF ニコロ・ブレガ「リセットして1からやり直したい」MotoGP2025

初のMotoGP決勝で苦戦のブレガ

初のMotoGPでのレースでリタイアに終わったニコロ・ブレガは、苦戦の主因としてタイヤの特性と自身の感覚のズレを挙げた。予選ではライドハイトデバイスのミスが響き、本来のパフォーマンスを発揮できず。決勝でも序盤は苦しい展開となるも、モルビデリとのバトルで一時はリズムを掴みかけていた。しかしその矢先、痛恨の転倒。自身のミスとチームへの迷惑に対する謝意を口にしつつ、前を向く決意を滲ませた。

苦戦の中にも収穫を語るブレガ

「今日は全体をうまくまとめることができませんでしたが、ポジティブな面もありました。特にブレーキングで一番苦労しています。タイヤの特性が自分が慣れているものとはまったく逆なんです。今朝の予選では、最後のコーナーでライドハイトデバイスの操作をミスしてしまい、テンポを落としてしまいました。あれがなければ、まずまずのタイムだったと思います。レースの序盤はかなり苦しみましたが、フランコ(モルビデリ)を追いかけようとした時にはいいラップを刻めていました。ただ、残念ながらその周に転倒してしまいました。チームには余計な作業をさせてしまって申し訳ない気持ちです。気持ちをリセットして、また一からやり直します。」