
トム・ヴィアーレが総合優勝
2026年MXGP第3戦スイスGPで、Honda HRC PETRONASのトム・ヴィアーレが総合優勝を達成。参戦わずか3戦目でのクラス初優勝となり、その実力を強く印象付けた。ヴィアーレは第1レースでホールショットから完璧なレース運びを見せ、そのまま独走優勝を飾った。第2レースではスタートで出遅れトップ20圏外からの追い上げを強いられたが、驚異的なペースで6位まで浮上。この結果、総合優勝を手にした。
難易度の高いフラウエンフェルトでの勝利は、ルーキーながらあらゆる路面で戦えることを証明する内容となり、ランキング首位との差もわずか7ポイントに縮めた。ルーベン・フェルナンデスは第1レース3位と好走し表彰台争いを展開したが、第2レースでリズムを崩し総合4位。あと一歩で表彰台を逃した。ジェフリー・ハーリングスは第1レースで2番手走行中にチェーントラブルでリタイアという不運に見舞われたが、第2レースでは3位で挽回。ランキング首位とは12ポイント差につけている。
MX2クラスではバレリオ・ラタが5位/4位の安定した走りで総合5位を獲得。着実な成長を示した。
ルーベン・フェルナンデス
「レース1にはとても満足していますが、レース2には満足できません。トップライダーたちと戦える力があることは示せましたし、そのペースでも快適に走れていました。ただレース2では同じリズムを維持できず、ライン取りにも苦しんで本来戦うべき相手から遅れてしまいました。悔しいですが、次戦に向けて修正していきます」
トム・ヴィアーレ
「フィニッシュした時点では優勝したとは思っていませんでした。他のライダーの結果次第で表彰台には上がれると思っていましたが、第2レースではとにかくできるだけ多くのライダーを抜くことに集中していました。MXGPクラスでの初優勝、そしてこの新しいチームでの初勝利は本当に嬉しいです。とても難しいコースでしたが最後まで戦い続けましたし、いくつかミスはあったものの、3種類の異なるコースすべてでトップ争いができたことは大きな自信になります」
ジェフリー・ハーリングス
「土曜日に10ポイントを取れたのは良いスタートでしたが、今はなかなか運に恵まれていません。同じ轍にはまってチェーンが外れ、リタイアになってしまいました。2番手を走っていたので本当に悔しいです。第2レースでは挽回を目指し、スタートも良くトップについていこうとしましたが届かず、ポイントを積み重ねることに集中しました。終盤の小さなミスもあり、全体としてはポジティブな週末とは言えません。このコースは1回限りで良かったと思っています」
バレリオ・ラタ
「今シーズンで一番良い週末でしたし、最初のセッションから快適に走ることができました。雨や雪があった中でもスピードは良く、スタートも決められたことでトップグループと戦えました。改善したい部分はありますが、全体として安定していましたし、母国での2連戦を前に多くのポイントを獲得できたのは良かったです」
マーカス・ペレイラ・デ・フレイタス(HRC MXGPジェネラルマネージャー)
「このラウンドはコースとパドックが離れていることや、タイトで難しいレイアウトなど、常に難しい条件が揃っています。その中でトムが初めて走るコースで、しかもチーム加入3戦目で優勝したことは驚異的です。レース1のスタートからの完璧な走りはもちろん、レース2での追い上げも非常に印象的でした。ルーベンも大部分で良い走りを見せましたが、いくつかのミスで表彰台を逃しました。ジェフリーは不運が続いていますが、それでもタイトル争いに残っている点は評価できます。バレリオも良い成長を見せており、今後のホームレースに期待しています」
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。