
MotoGPはフロントホールショットデバイスを即時禁止とすることを決定した。また、翌月開催のドイツGPからグリッドの間隔を拡大する規則変更も合わせて発表された。
フロントホールショットデバイスについては、先週末のチェコGPに向けてプラクティスでテストが実施され、ライダー間でも意見が分かれていた。MotoGPはもともと2027年からフロント・リア両方のホールショットデバイスを禁止する方針だったが、フロントデバイスについては次戦から前倒しで禁止とした。これにより今週末のオランダGPから今季残りのレースはリアホールショットデバイスのみ使用可能となる。フロントホールショットデバイスは、第1コーナーで解除するために強いブレーキングを強いられる点が安全上の懸念として挙げられていたほか、レースの面白さに貢献しないまま開発コストだけがかさむとも指摘されていた。
ザクセンリンクで開催されるドイツGPからは、全クラスでグリッドレイアウトが変更される。ライダー間の間隔が現行の3メートルから4メートルに拡大され、各列の奥行きも9メートルから12メートルに広がる。1列あたりのライダー数は引き続き3名となる。この変更はレーススタート時の安全性に関する懸念を受けたものだ。
さらにグランプリ委員会は、2028年からMotoGPにおける1メーカーあたりの供給台数を最大6台に制限することも発表した。実質的にはファクトリーチーム1チームとカスタマーチーム2チームへの供給が上限となる。ドゥカティはすでにこの基準を満たしており、2025年からプラマックがヤマハへ移行したことで、現在はファクトリーチーム・グレシーニ・VR46の3チームに供給している。
他のメーカーで2チームを超えて供給しているところはない。この規則は、MotoGPに5メーカーが参戦していることを前提とした暫定条件のもとで設けられたものだ。ドゥカティ、アプリリア、KTM、ホンダ、ヤマハの5メーカーとシリーズプロモーターのMotoGPスポーツエンターテインメントグループは、今後5年間をカバーする新たなコンコルド協定を締結しており、少なくとも2031年まではこの5メーカー体制が続く見通しだ。
中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。