レース全体の中で、鬼気迫るコーナーへの突っ込みを繰り返していたビニャーレス。絶対にブレーキングで相手を抜くという恐ろしいほどの気迫が伝わってくる熱い熱い走りでした。今回は最終的に3位となったものの、レースの内容には満足しているとのこと。

 

Q

「6年前ここで、2012年にMoto3のレースに参戦しました。そして今日のレースはまるでMoto3の様相を呈していました。本当に素晴らしくクレイジーなレースでした。難しいレースが続いた後に表彰台獲得はさぞ嬉しいでしょう。」

マーべリック・ビニャーレス

「そうですね。1周目は本当に苦労しました。今日は懸命に作業して強い走りが出来ました。レース中盤で非常に強い走りが出来ていたんですが、タイヤがかなり摩耗してしまったんです。ただしっかりとマネジメントが出来るだろうと思っていました。次のレースからはどうしたら速く走れるかを考えていく必要があります。ここアッセンでは少しヤマハにとって助けになった部分がありますから。いずれにしてもハードに作業を続ける必要があります。」

 

Q

「ここまでクレイジーなレースの中で、何かしらの戦略を持って挑むということは可能なのでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

今日の自分のプランは良いスタートをして死ぬ気で攻めるというものでした。マルクをターン9で絶対に先に行かせたくなかったんです。ただブレーキングが遅すぎてグラベルに突っ込んでしまいました(笑)いずれにしてもこうやって強い走りが再び出来たことは良かったですし、こういう形で作業を続けていきたいと思います。」

 

Q

「100,000人のファンが今日は詰めかけたわけですが、今日はヤマハ発動機にとって63回目の誕生日となりました。この日に表彰台を獲得出来たのは最高だったでしょう。」

マーべリック・ビニャーレス

「確かにこうやって強い走りが再び出来たのは嬉しいですし、今回は優勝するためのアプローチが出来たと思います。今週は優勝出来ませんでしたが、これからのレースではどうやって今週はこういった走りが出来たのだろう?ということをしっかりと考えていく必要があります。これが進むべき道ですからね。」

 

Q

「チームと共に序盤の3〜4周のペース改善に懸命に作業をしたのだろうと思います。これからのレースで良い走りをするためのブレイクスルーがあったと思いますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「ええ。4周目には1’34.1を記録していましたからね。後半はもっと速く走れると思っていたんですが、タイヤがスピンしてしまってコントロールが出来ませんでした。本当にクレイジーなレースでしたよ。」

 

Q

「次のドイツはマルケスが非常に強いわけですが、今回の結果はドイツに向かうにあたり大いなる自信を与えてくれたのでは?」

マーべリック・ビニャーレス

「もちろんです。昨年のドイツでは本当に力強い走りが出来ました。こういう形で作業を続ける必要がありますし、ザクセンリンクではどうすれば速く走れるのかということはわかっているんです。良い形で作業を続けたいと思います。」

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(Photo courtesy of michelin)