MotoGPクラスの決勝レース結果です。言葉が見つからないほどの激しい、そして素晴らしいレースとなりました。序盤からレース終了まで、まるでMoto3のような激しい接近戦が繰り返されました。
序盤はロレンソとマルケスが激しいバトルを繰り広げ、そこにロッシ、ドヴィツィオーゾ、リンス、ビニャーレスが加わり、後方ではクラッチロー、ザルコまでがチャンスを伺うという展開となりました。
またロレンソ1位、ロッシ2位の状況の残り22周の段階でロレンソがターン13でフロントを失いロッシが追突、実にヒヤッとする展開でしたが、いずれもバイクに大きなダメージはなく両者ともバイクに乗ったままレースを続行。
レース残り15周の段階ではリンスがマルケスのインからオーバーテイク、マルケスも抜かせまいとアウト側で踏ん張っている中でフロントを失い、あわや落車という事態に。。
その後ほぼレースをリードしていたロレンソがペースを落とし、ドヴィツィオーゾがリード、続いてビニャーレスがリード、マルケス、ロッシと目まぐるしくトップ選手が切り替わる展開で、終わってみればロレンソ、マルケス、ドヴィツィオーゾ、ビニャーレス、ロッシなどが代わる代わるレースをリードするという、今年最高と言えるレースとなりました。
この白熱のレースを制したのはマルク・マルケス、2位にアレックス・リンス、3位はマーべリック・ビニャーレスが獲得。4位ドヴィツィオーゾ、5位ロッシ、6位カル・クラッチロー、7位ロレンソ、8位ザルコ、9位バウティスタ、10位ミラーとなりました。
なお、これでマルケスはそのリードを41ポイントとして、次回は未だ負け無しのザクセンリンクを迎えることとなります。
(Photo courtesy of michelin)