過去から現在までのヤマハレーシングファミリーは、7月12日から15日にかけて開催されたリッチモンド公爵家主催のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(Goodwood Festival of Speed)に参加。4日間のイベントには連日10万人を超えるモータースポーツ愛好家が訪れ、ヤマハにとってもYZF-R1の20周年を記念する素晴らしき機会となりました。
過去を表す展示として、1998年に登場した初期型の赤白のYZF-R1が登場。ヤマハ発動機ヨーロッパの社長であるEric de Seynesがこれを金曜日に大勢のお客さんの前でライディングしました。現在を表す展示としては、McAMSヤマハブリティッシュスーパーバイクレーサーのジョシュ・ブルックス、Tarran Mackenzieが、マイケル・ファン・デル・マルクのPata Yamaha WorldSBKマシン、20周年記念カラーの2018年型YZF-R1などをライディングしています。2名はヤマハの現在のラインナップであるYZF-R1M、Nikenなどもライディングしています。
土曜日にはヤマハの現在のWorldSBKライダーであるアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マルクが登場。Pata Yamahaの両名は今シーズンともに優勝しており、WorldSBKの伝説的なライダーである芳賀紀行も参加しています。芳賀は1998年、2018年のYZF-R1を、ファン・デル・マルクはWSBKマシン、YZF-R1Mをライディングしています。
マイケル・ファン・デル・マルク
「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを満喫しました。あらゆる年代の車とバイクが集結するさまは壮観で、それを見る為に物凄い数のお客さんがやってきていました。YZF-R1の20周年を芳賀が1998年のバイク、アレックスが2018年の記念カラーのバイクに乗り、自分が今シーズン3勝しているバイクで祝ったのは最高でした。素晴らしいイベント、素晴らしい週末でした。」
ロウズは今回は鈴鹿8耐で戦うことになる、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが採用する20周年特別カラーを施された2018年型YZF-R1でイベントの大半をライディング。また今回初めてNikenにも乗車している。
アレックス・ロウズ
「素晴らしい体験でした。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのようなイベントは他に存在しないでしょう。ファンは多くのライダーやマシンと距離が近くて最高でしょう。ただ、個人的にもこうしてモータースポーツの歴史を一箇所で祝うイベント参加出来たというのは、最高に素晴らしいものでした。マイケルとノリと共にYZF-R1の20周年を祝うには最高のイベントだったでしょう。芳賀には初めて会いましたが最高の人物ですね。」
またイベントにはライダーだけでなく、ヤマハのMOTOBOTも参加。フューチャーラボ・エキシビションにおいて展示されていた。フューチャーラボ・エキシビションにおいてMOTOBOTは大きな注目を集め、プロジェクトディレクターのAmish ParasharがMOTOBOTのプロジェクト説明を行った。
(yamaha-motor.eu プレスリリース )
(Photo courtesy of yamaha-motor.eu)