カレル・アブラハム・シニアの御曹司であるカレル・アブラハムが、2019年から2020年までReale Avintia Racingと2年間の契約を交わしました。Reale Avintia RacingがDucatiを2シーズンに渡って使用するという発表が同時にあったことを考えると、アブラハムの持参金でチームがDucatiを来年以降も使用出来ることになるため、自動的にアブラハムにもシートが与えられたという可能性もありそうです。なお、本来契約が残っているはずのシメオンの来季に関する発表は今のところありません。

Reale Avintia Racingは28歳のチェコ人ライダーである、カレル・アブラハムと2年間の契約更新を交わしたことを喜びを持って発表します。これによって、アブラハムはReale Avintia Racingから2019年、2020年MotoGP世界選手権に参戦することとなります。

カレル・アブラハムは2005年に125ccクラスで世界選手権にデビュー。2シーズンを戦った後に250ccにステップアップし、2010年にMoto2クラスに参戦。彼は日本で表彰台を獲得し、バレンシアで優勝しています。

2011年にはDucatiからMotoGPクラスにデビューし、5シーズンを戦った後にWSBに参戦。2017年にMotoGPクラスに再び参戦し、アルゼンチンGPではフロントローからスタートし、トップ10でレースを終えました。

彼は非常に経験豊富なライダーで、毎回ポイントを獲得出来るポテンシャルを持っています。来シーズンはGP18でReale Avintia Racingから参戦し、さらなる結果を狙います。

カレル・アブラハム

「来年もMotoGPで走り続けられることを嬉しく思います。この機会を与えてくれたReale Avintia Racing Teamに感謝します。競争力の高いマシンを確保するため、契約の細部を確認することが重要でしたから、シルバーストーンで契約を交わしました。この契約更新に関しては、Ducatiファクトリーのジジ・ダッリーニャ、パオロ・チャバッティの協力もありました。重要なのは今期素晴らしい結果を残しているGP18を使用出来るということです。素晴らしい結果を残せると信じていますし、来年が今から楽しみです。」

Raúl Romero | CEO Esponsorama

「カレルがチームに加入することを嬉しく思います。彼は仕事好きな選手で、Moto2での優勝経験があり、MotoGP、そしてDucatiで経験を積んでいます。より良いマシン、そしてチームの働きで、来年カレルは彼のポテンシャルを発揮出来ることでしょう。また、Reale Avintia Racingとしてもこれから2年間Ducatiのマシンを使用出来ることを嬉しく思います。」

(Source: esponsorama)

(Photo courtesy of esponsorama)