スズキは来季からコンセッションを失った状態で戦うことになりますが、こうした最近の成績向上に関してダヴィデ・ブリビオが語っています。後半戦は特にフィリップアイランドはスズキと相性の良いトラックとなりますので、再び表彰台が期待出来るかもしれません。
ダヴィデ・ブリビオ
「アラゴンで表彰台を獲得した以外で重要だったことは、両ライダーがフロントで戦い、共に良い位置でレースを終えたことです。レースのほとんどで主要ライダー達と戦いました。そして彼らがスズキのライダー達から逃げ切れず、最後までスズキの2人がペースを維持して走行したことは素晴らしい成功だと言えます。アンドレアはある時点で彼らをオーバーテイクしました。残念ながら彼は1位で走行を続けることは出来ませんでしたけどね。いずれにしてもライダー達、バイク、そしてチームのパフォーマンスに満足しています。」
「多くの人が知っている通り、そして何度か話したこともありますが、来年からはスズキは他のチームと同様のルールで戦うこととなります。つまりエンジンは7基、テスト期間も限られます。こういう状況になりたいと思っていましたし、こういった条件で戦いたいと思っていたので嬉しいですね。」
「正直、残りのシーズンに関して本当に興奮しています。スズキに非常に合うサーキットがあるからということもありますし。特にフィリップアイランドはスズキのバイクに良く合っているでしょう。昨年のもてぎも雨という状況を踏まえても悪くはありませんでした。セパンも過去に良いパフォーマンスを発揮出来ています。ですから今後のレースがどうなるかについて見ていきましょう。しかし、これらのサーキットをポジティブな状況で、トップに近い位置で戦っていきたいと思っています。」
「まずタイは皆にとってどのようなレースとなるか疑問が残ります。MotoGPがチャーン・インターナショナル・サーキットで開催されるのは、これが初めてのこととなりますからね。冬季テストでは素晴らしいテストが出来ました。特にアレックスは素晴らしい内容だった思います。このトラックでの良いフィーリングを再確認したいと思います。」
「ターゲットは今シーズン全体と変わりません。我々の仕事はいかなるチャンスも利用して表彰台を獲得するということです。これは過去のレースで続けてきたことです。ミサノでアレックスが4位でレースを終えた時もそうでしたし、アラゴンでは我々のライダー達は3位と4位を獲得しました。ですから表彰台獲得は我々の大きな目標なんです。シーズンが終わる前に、さらにポジティブな結果を重ねたいですね。」
(Source: suzuki-racing)
(Photo courtesy of michelin)