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MotoGP2019 ペトロナス・セパン・レーシングチームが2019年のチーム体制を発表

MotoGPクラス初のマレーシアチームであるペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシングチーム、Moto2、Moto3に参戦するPETRONAS Sprinta Racingはマレーシアのペトロナスツインタワーにおいて2019年のチーム発表会を開催しました。全3クラスのカラーリングが同じという形となりましたが、気になるのは、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシングチームはヤマハから最新のファクトリーマシンの共有を受けるのか、昨年型の供給を受けるのかということ。最新型のファクトリーマシンのサポートがないことが、テック3がヤマハと袂を分かつ原因の1つともなったわけですが、セパンテストの前後あたりでこうした話題への回答が出てくるものと思われます。

新しいカラーリングは5人のライダーが操るマシンに共通して採用されます。こうしてマレーシアのチームがMotoGP、Moto2、Moto3クラスに参戦するということで、今日はペトロナス・セパン・レーシングチーム、そしてマレーシアにとっても忘れがたい1日となりました。

ペトロナス・セパン・レーシングチームのチーム発表会のヘッドラインとしては、MotoGPクラスで2018年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したフランコ・モルビデッリ、Moto2からステップアップするファビオ・クアルタラロでした。チームはヤマハのサテライトチームとなり、最高レベルの素材、ファクトリーからのサポートを受けることになります。

チームの2019年の最初のアクションとしては、2月6日から8日にセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるセパンテストです。そして11日から13日には、PETRONAS Sprinta RacingMoto2、Moto3クラスのテストが行われます。

チーム代表/セパンCEO ラズラン・ラザリ

「MotoGPの2019年において我々のチームは競合チームになりたいと思っています。ここまでは信じられないような出来事の連続でした。今回のチーム発表会は1991年からMotoGPをサポートしてくれているマレーシアファンに捧げるものです。今まで長い道のりで、今回こうしたことが実現出来たのはマレーシアGPの成功によるものです。今まではチームにとっても大変な作業の連続で、ペトロナスにとってもヤマハにとっても同様でした。全ての準備を整えるために懸命に作業し、2月のセパンテストに向けて準備を進めています。まだまだやるべきことは多いですが、今日はこのチーム発表会を楽しみ、今まで成し遂げたことを誇理に思いましょう。」

ペトロナス社長/Tan Sri Wan Zulkiflee Wan Ariffin

「ペトロナスはF1、MotoGPなどモータースポーツに長年関わってきました。今回のパートナーシップによって、ペトロナスの存在感、そして世界規模でのブランディング、燃料と潤滑分野における技術パートナーシップは、草の根レベルのカブ選手権から世界選手権までに拡大することになります。技術の最先端で戦うチームに素晴らしい製品を開発して供給し、そのパフォーマンスに貢献したいと思っています。」

PETRONAS Sepang Racing Teamディレクター/Johan Stigefelt

「今日ペトロナスとライダー、チームと共にこの場にいることが本当に嬉しいです。そしてこうして新しいカラーリングを披露出来るのは素晴らしいものです。3つのカテゴリのライダー達が同じ見た目であるというのは誇らしいですし、こうすることでチームをいつの組織として見てもらいたいという思いがあります。そしてこの場を借りて全てのパートナーに感謝を述べたいと思います。これからホームサーキットでの作業を始めます。MotoGPライダー達はヤマハからの新しいバイクとマテリアルを十分にテスト出来るでしょう。ライダー達がヤマハのバイクに少し慣れていたとしても、セパンのコンディションは非常に厳しく多くの内容をテストしなければなりませんから、大変なテストになると予想しています。Moto2とMoto3では3日間のテストを予定しており、新しいパーツのテスト、Moto2クラスで新しいバイクのテストとなります。昨年末は3クラスで素晴らしいテストが出来ましたから、ヘレスでのオフィシャルテストに向けて準備を進めたいと思います。」

ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシングチームマネージャー/ウィルコ・ズィーレンベルグ

「ペトロナスツインタワーでチーム発表が出来るなんて素晴らしいですね。このプロジェクトを誇りに思っていますし、過去数ヶ月の仕事も誇らしいですね。チームは素晴らしく、皆が新しいシーズンを始めたいと強く願っています。チームの目標としてはヘレステストで得た内容からテストを開始することです。ライダーには新しいバイクが用意されますし、ライダー達は11月に得た知識をさらに深めてくれることを願っています。冬休みの後に必要なのはバイクのスピードに再び慣れること、そしてフィーリングを増していくことです。トラックテストタイムは8時間ありますから、その中で必要とされる技術的な調整に関しても準備を進めています。カタールで開幕戦、新しいシーズンが始まるのを非常に楽しみにしています。」

フランコ・モルビデッリ

「MotoGPライダーとしてチームプレゼンテーションに参加するのはこれで2回目ですが、野心的なチームと共には今回が初めてです。本当に驚くことの連続で、皆がエキサイティングでチームにコミットしているんです。クアラ・ルンプール・シティ・センターから来たんですが、もの凄い場所でしたね!新しい自分のヤマハのバイクをこの新しいカラーリングで、そしてこの瞬間をマレーシアの人々と楽しむことが出来て嬉しく思っています。ヤマハのバイクの旋回性が好きですし、レザースーツ、ヘルメットとの全体のバランスも良いですね。来週にセパンでテスト出来るのが本当に待ち遠しいです。とにかく前進することが必要ですから、バイクに再び乗ってチームと一緒にカタールの開幕に備えたいと思います。」

ファビオ・クアルタラロ

「チームのホームであるマレーシアで新しいバイクを披露するのがとても嬉しいですね。今はとにかくセパンで再びバイクに乗ることが楽しみです。お気に入りのトラックの1つですから、あそこで再び作業を開始出来るのが楽しみです。出来る限り多くを学んでいきたいと思います。カタールの開幕戦までに6日のテストがあります。ですから、それまで出来る限りのことをしたいと思います。Moto2からステップアップした全てのライダーが望むのはルーキー・オブ・ザ・イヤーの獲得です。これを達成したいと思います。」

(Source: sicracingteam)

(Photo courtesy of sicracingteam)

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