昨年もまたマルケス選手が優勝を飾ったアメリカGPは今週末に開催です。マルケス選手が5連勝を達成するのか、ビニャーレス選手を始めとする選手がそれを阻むのか?注目の1戦です。
ミシュランのアメリカン・アドベンチャー、北米 COTA へ
MotoGPTM世界選手権第 3 戦「レッドブル・グランプリ・オブ・ジ・アメリカズ」がテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催。ミシュランは北米大陸に向かいます。
考えられるほぼすべてのタイプのカーブを含む 20 のコーナーを有し、高低差があり、1.2 ㎞の長いストレート(MotoGP 開催サーキット中最長)を持つ COTA は、畏敬と集中力が要求されるサーキットです。そのレイアウトはタイヤとライダーのどちらにも過酷なものであることは間違いありません。
全長 5.513km のこのサーキットは摩耗性が高く、たくさんのターンを通してタイヤはストレスを受け続けます。つまり、タイヤは週末を通してライダーに最適なグリップと耐久性を提供するために非常にハードな仕事をしなければなりません。昨シーズンのレースで収集したデータをもとに、ミシュランの技術者たちは情報を評価し、コースの特性に最も適したタイヤを準備することができました。
このチャレンジングなサーキットに対応するため、MICHELIN Power Slick は、前後ともソフト、ミディアム、そしてハードコンパウンドが用意されます。これらのタイヤはそれぞれホワイトバンド、バンドなし、そしてイエローのバンドで識別されます。また、リアタイヤは右側にハードなコンパウンドを組み込み、コースに合わせた左右非対称の仕様としています。
ウエットコンディションに対応するため、MICHELIN Power Rain タイヤはソフト(ブルーバンド)およびミディアム(バンドなし)コンパウンドが用意されます。週末は好天が予想されており、これらのタイヤが使われることはまずありませんが、変わりやすいコンディションのもとで開催された今年のグランプリ 2 大会での経験から、あらゆる事態に備えるべきだといわねばなりません。
COTA サーキット(テキサス州オースティン)ではサーキットのオープン以来、これまでに 4 度MotoGP が開催されています。世界チャンピオンのマルク・マルケスは、ここで優勝経験を持つ唯ひとりのライダーで、昨年のミシュラン初勝利を含め、4 度のグランプリすべてで優勝を飾っています。ミシュランと MotoGP 参戦チームのスケジュールは 4 月 21 日金曜日に行われるふたつのフリープラクティス・セッションからスタートします。21 周で争われる決勝レースのスターティンググリッドを決定する公式予選は土曜日に行われ、レースは 4 月 23 日日曜日 14 時 00 分(CEST21 時 00 分、BST20 時 00 分、UTC19 時 00 分)にスタートします。
2 輪モータースポーツグループ・マネージャー:ピエロ・タラマッソ
「COTA は切り返しが多く、低速、高速のコーナー、そして長いストレートを備えており、ここも非常に過酷なサーキットです。加えてハードブレーキングエリアがあり、それらすべてがタイヤにとって対応すべき大きな課題となっています。ライダーは常に最高のものを求めています。そして、すべてのライダーとバイクに最適なタイヤを提供できるようにすること、これは常に私たちの目標です。私たちは 2016 年には期待していたような優れたパフォーマンスを発揮することができませんでしたが、昨年のレースで得たデータによって、またこの COTA サーキットでうまく機能するタイヤを用意して、今シーズンは準備万端で現地に赴きます。海外で行われた 3 回のテスト、およびその後の 2 回のレースを経て、シーズン序盤は多忙を極めていましたが、オースティンでの新たなチャレンジに対応すべく、私たちは全員が完全に集中していますし、準備は整っています」
<ミシュランタイヤ プレスリリース>
(Photo courtesy of michelin)