ホルへ・ロレンソがレプソルホンダを辞めたことで急遽空きシートとなったレプソルシートに、マルク・マルケスの弟であるアレックス・マルケスが起用され、その影響でアレックス・マルケスのシートであったMarc VDSのシートに空きが出ていた。このシートを巡ってはヨハン・ザルコが当初濃厚とされていたが、スペイン人ライダーのアウグスト・フェルナンデスがMarc VDSシートに収まることが決まった。

アレックス・マルケスの後任はアウグスト・フェルナンデス

フェルナンデスは2017年よりSpeed UpチームからMoto2に参戦。2018年にはFIM CEV Repsol Moto2に参戦し、2018年はエクトル・バルベラの代わりにカタルーニャGPからPons HP40で参戦、2019年はKalexのバイクでFlexbox HP 40からMoto2クラスに参戦していた。2019年はオランダGP、ドイツGP、サンマリノGPで優勝、スペインGP、フランスGPで3位を獲得している。

ヨハン・ザルコがMoto2に戻るオプションは立ち消え

ヨハン・ザルコはAvintiaで走るか、Moto2に戻りMarc VDSから参戦するかと言われていたが、Marc VDSのシートが消滅したことで、来年レース活動をするのであれば、MotoGPクラスでAvintiaで走る以外になくなった形となる。ザルコがAvintiaに加入するという発表は未だないが、チームに加入するとしても、足首の怪我のため今日から2日間開催となるヘレステストへの参加はない。なお、ヘレスでテストに参加できない場合、次回のテストは2月7日から開催となるセパンテストとなる。

アウグスト・フェルナンデス

「Estrella Galicia 0,0 Marc VDSがこのような機会を提供してくれたことを嬉しく思います。このような素晴らしいチームで成長の機会をいただけることは最高に嬉しいです。最大の力を発揮して、優勝、そして世界チャンピオン獲得のために走りたいと思います。Estrella Galicia 0,0 Marc VDSのオーナーであるマーク・ファン・デル・ストラテンには、自分に信頼を置いてくれたことを感謝したいです。彼らの期待に応えたいですね。」

(Source: Marc VDS)

(Photo courtesy of Marc VDS)