MIE Racing Althea Honda teamの高橋巧は厳しいFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)デビュー戦となりそうだ。レインコンディションとなったFP1ではマシントラブルが発生、FP2ではドライコンディションで走行を続けたが、出走した19台の中では最も低いトップスピードの300.8km/h、平均速度も168.4km/hとなった。

FP2でトップタイムのスコット・レディングのパニガーレV4Rのトップスピードが311.2km/h、平均速度が179.9km/hであり、HRCのレオン・ハスラムがトップスピードとしては316.7km/h、平均速度175.9km/h、高橋とスコット・レディングのタイム差は4.559秒となった。

初めてのコース、新型CBRでの初走行であることを差し引いても、ここまでマシンスペックに差があると、勝負をするどころか”同じレース”を走行していることにすらならないと言える。森脇氏は青山で行われたチーム体制発表の場で「MIE Racingとして独自開発を行い、ホンダからの各種サポートもある」と語っていたが、今日のスーパーポール、レース1までにどこまで仕上げることが出来るか。
高橋巧

バイク、チーム、トラック全てが新しい

高橋巧

「初日からウェット、ドライの両方のコンディションで作業することが出来ました。バイク、チーム、トラックも新しい中で多くを学ぶ必要があります。ただ走行するたびに自信を深めています。テストと比較してラップタイムに関しても改善出来ていますし、様々なデータを収集することが出来ています。明日も走行するごとに学習していきたいですね。」

(Source: MIE Racing Althea Honda team)

(Photo courtesy of MIE Racing Althea Honda team)